薬院大通り西地区は、市の中心天神から1キロメートルに位置し、業務ビルや最寄り店が多く利便性の高い地域であるとともに、地下鉄3号線新駅の南側に隣接する地区ですが、築30年以上の老朽建築物や低未利用地が点在し、土地の有効利用及び都市機能の更新が期待されている地区です。
本市の都市計画マスタープランでも、当地区周辺の将来像を、「商業施設などに中高層住宅が共存し、利便性を生かした都市居住がたのしめるまち」としています。
当市街地再開発事業では、当地区の立地を生かし、地下鉄3号線の整備と併せて、都市計画道路(通称:城南線)の拡幅や公共駐輪場等による交通結節機能を強化し、地下鉄新駅出入口と一体となった公益、商業及び業務等の複合施設や周辺施設のイメージに合った公開空地等を整備することにより、新駅周辺にふさわしい良好な街並みを形成し、利便性の高い快適な生活環境を整備しました。
また、当時行は本市で始めての都市基盤整備公団(※現都市再生機構)の施行による市街地再開発事業であり、公団賃貸住宅による都市型住宅の整備を行い、都心居住施策の推進を図るものです。
建物外観
事業区域図
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福岡市中央区薬院四丁目の一部
都市基盤整備公団
約0.4ヘクタール
土地・建物所有者:10名
借家人:54名
計:64名
年時 | 経緯 |
---|---|
平成7年6月 | 「薬院大通り地区街づくり協議会」を設立 |
平成9年11月 | 協議会から施行を要請 |
平成10年4月 | 公団地区採択 |
平成13年11月 | 都市計画決定(11.29) |
平成14年5月 | 事業計画認可(5.16) |
平成14年12月 | 権利変換計画認可(12.4) |
平成15年4月 | 建築工事着工 |
平成17年8月 | 建築工事完成 |
約3,200平方メートル
約2,300平方メートル
約22,400平方メートル
鉄骨鉄筋コンクリート造
地下2階、地上18階
賃貸住宅・商業施設・業務施設・公益的施設・自転車駐車場・地下鉄施設・駐車場
約90台
建築断面図
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総事業費 約75億円