現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の交通・道路・都市整備の中の都市整備の中の福岡の都市づくりの中の市街地整備の状況の中の中央区から薬院大通り西地区第一種市街地再開発事業(薬院大通センタービル)
更新日: 2012年3月12日

薬院大通り西地区第一種市街地再開発事業(薬院大通センタービル)



事業の目的

薬院大通り西地区は、市の中心天神から1キロメートルに位置し、業務ビルや最寄り店が多く利便性の高い地域であるとともに、地下鉄3号線新駅の南側に隣接する地区ですが、築30年以上の老朽建築物や低未利用地が点在し、土地の有効利用及び都市機能の更新が期待されている地区です。

本市の都市計画マスタープランでも、当地区周辺の将来像を、「商業施設などに中高層住宅が共存し、利便性を生かした都市居住がたのしめるまち」としています。

当市街地再開発事業では、当地区の立地を生かし、地下鉄3号線の整備と併せて、都市計画道路(通称:城南線)の拡幅や公共駐輪場等による交通結節機能を強化し、地下鉄新駅出入口と一体となった公益、商業及び業務等の複合施設や周辺施設のイメージに合った公開空地等を整備することにより、新駅周辺にふさわしい良好な街並みを形成し、利便性の高い快適な生活環境を整備しました。

また、当時行は本市で始めての都市基盤整備公団(※現都市再生機構)の施行による市街地再開発事業であり、公団賃貸住宅による都市型住宅の整備を行い、都心居住施策の推進を図るものです。


薬院大通センタービルの画像

建物外観


所在地等

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事業区域図

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所在地

福岡市中央区薬院四丁目の一部


施工者

都市基盤整備公団


区域面積

約0.4ヘクタール


権利者数

土地・建物所有者:10名
借家人:54名
計:64名



設計方針

  1. 交通結節点にふさわしい、都市計画道路(博多駅六本松線)の拡幅及び地下鉄出入口整備と沿線景観整備を実現する。
  2. 商業施設や社会的ニーズに対応した福祉施設及び公益的施設並びに業務施設の整備により地域生活者の利便性、快適性を図る。
  3. 立地を生かした良質な都市型公的住宅の供給を図り、都心居住を推進する。


事業の経緯

年時 経緯
平成7年6月「薬院大通り地区街づくり協議会」を設立
平成9年11月協議会から施行を要請
平成10年4月公団地区採択
平成13年11月都市計画決定(11.29)
平成14年5月事業計画認可(5.16)
平成14年12月権利変換計画認可(12.4)
平成15年4月建築工事着工
平成17年8月建築工事完成


施設概要


敷地面積

約3,200平方メートル


建築面積

約2,300平方メートル


延べ床面積

約22,400平方メートル


構造

鉄骨鉄筋コンクリート造
地下2階、地上18階


主用途

賃貸住宅・商業施設・業務施設・公益的施設・自転車駐車場・地下鉄施設・駐車場


駐車場

約90台



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建築断面図

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公共施設整備

  1. 都市計画道路博多駅六本松線
    (約1.5メートル拡幅、延長約43メートル) 
  2. 地下鉄3号線・薬院大通駅出入口 
  3. 自転車駐車場(約200台)

事業費

総事業費 約75億円