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更新日:2019年6月14日

平成29年7月九州北部豪雨への支援について

 九州北部での豪雨災害により,甚大な被害を受けられた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

 福岡市では「WITH THE KYUSHU」の理念のもと,速やかに現地の状況把握,被災者救助,給水車派遣といった様々な活動を開始し,その後も被災された方・支援したい方への様々な支援を行いました。

 今後も,被災自治体などから支援要請があった場合には,迅速に対応できるよう万全の準備を整え,積極的に被災地の支援を行ってまいります。



被災された方への取り組み

  • 福岡市営住宅への入居
    被災者を対象に,一時的な避難場所として,福岡市営住宅を無償で提供するための相談窓口を設置。
  • 住民票の写しなどの交付手数料の免除措置
    市営・県営住宅への入居や被災者向け融資申し込みのために住民票の写しなどが必要な場合,要件を満たす方に交付手数料を免除。
  • 福岡市税にかかる支援措置
    福岡市手数料条例に基づき,災害を受けられた方が証明書を請求される場合,証明書の使用目的等によっては手数料を減免。
    被害に遭い,福岡市税を納付・納入することが困難な納税者について,地方税法及び福岡市市税条例に基づき,必要に応じて納税の猶予(徴収猶予及び換価の猶予)又は減免措置。
  • リユース家具・衣類、指定ごみ袋の無償提供
    住宅の損害等により福岡市内に避難された方を対象として,リユース家具・衣類及び指定ごみ袋を無償で提供。
  • 児童生徒の受け入れ
    被災された地域の子どもの就学機会等を確保するため,福岡市立小・中学校,留守家庭子ども会及び保育施設等に受入。
  • 母子等に関すること
    被災し災害救助法の適用を受けた地域から福岡市に避難されてきた妊婦や乳幼児を対象に,妊娠健康診査,乳幼児健康診査など,福岡市の住民の方と同様のサービスを提供。
  • 保健福祉に関する相談窓口の開設等
    福岡市に避難されている方を対象に,健康相談,高齢者や障がい者など保健福祉に関する相談窓口を開設するとともに,医療や介護サービスを受ける際に支障が生じないように配慮。
  • 中小企業向け特別相談窓口
    災害の影響により,事業活動に支障をきたしている福岡市内の中小企業者及び福岡市内に避難している被災中小企業者への支援として,特別相談窓口を中小企業サポートセンター(福岡商工会議所2階)に設置。
  • 被災者の就労や被災企業を対象とした相談窓口
    各区に設置している「就労相談窓口」において,専門の相談員による就職に関する個別の相談や窓口利用者向けの就職に役立つセミナーや職業紹介も実施。
  • 生活資金の貸付
    九州北部豪雨による被災者については,避難先の市町村社会福祉協議会で生活福祉資金の相談・借入申込ができるため,福岡市に避難されている方は,福岡市社会福祉協議会で相談・借入申込を受け付け。


支援したい方への取り組み

  • 義援金
    平成31年3月31日までに 216,587,409円が集まり,4回に分けて被災自治体に贈呈。ご協力いただきました皆さまに深く感謝申し上げます。
    <平成29年9月の第1回贈呈時の写真>
    朝倉市への義援金贈呈式 東峰村への義援金贈呈式
    ※<写真左>左から森田俊介朝倉市長,高島市長,<写真右>左から貞刈副市長,澁谷博昭東峰村長

    <内訳>
    福岡県 朝倉市:153,883,036円,東峰村:12,274,420円,北九州市:1,078,539円,久留米市:24,289円,うきは市:245,122円,嘉麻市:24,512円,,芦屋市:49,024円,添田町:378,367円
    大分県 日田市:47,308,664円,中津市:1,095,990円,豊後大野市:225,446円
  • 被災地救援等車両の有料道路無料措置
    福岡県内,大分県内の被災地救援等を目的とする車両に対して交付する「災害派遣等従事車両証明書」を発行。
  • ボランティアバスの運行
    福岡市災害ボランティアバスを通算12回運行し,221名の方が参加。
  • ボランティアツアー受付窓口の開設
    平成29年7月28日付の国(観光庁)の通知にて,災害時のボランティアに限定した旅行業法の運用が設けられたことに伴い,市役所内にボランティアツアー受付窓口を開設。
  • 災害ボランティア講座・災害ボランティア養成セミナーの開催
    7月12日に災害ボランティア講座,8月2日に災害ボランティア養成セミナーを開催。
  • 現地での受け入れに関する情報提供
    被災地の社会福祉協議会においてボランティアセンターが設置され,ボランティアの受け入れが行われていたため,関係するホームページや注意事項等を紹介。
  • 支援物資
    7月7日から9日に支援物資を受け入れ,市及びNPO等により避難所等にお届けした。
    <受け入れた物資の数>
     水:2,539箱,ウエットティッシュ:229箱,栄養補助ゼリー:193箱,合計:2,961箱


福岡市の取り組み

 福岡市では、7月5日の緊急消防援助隊の派遣を皮切りに,救助隊や水道局の給水隊等を派遣するとともに,被災された方への相談窓口を開設するなど,さまざまな被災地支援を行いました。


月日 支援先 内容
7月5日(水曜日) 大分県庁 消防局の指揮支援部隊を派遣(※7月10日終了)
7月5日(水曜日) 朝倉市 消防局の調査連絡部隊,救助隊を派遣(※8月4日終了)
7月6日(木曜日) 福岡県庁 消防局の調査連絡部隊を派遣(※7月25日終了)
7月6日(木曜日) 朝倉市・東峰村 消防局の救助隊,救急隊等を派遣(※8月4日終了)
消防ヘリコプターを派遣(現地調査及び救助活動)
7月6日(木曜日) 朝倉市 水道局の職員、給水車及び指揮車を派遣(応急給水)(※7月29日終了)
(朝倉市への給水車派遣について 福岡市水道局)
7月7日(金曜日) 朝倉市 市営住宅への入居,児童生徒の受け入れなど,順次相談窓口を開設
義援金の受付開始
支援物資の受け入れ(※7月9日終了)
水道局の職員、給水車を派遣(応急給水)(※7月29日終了)
(朝倉市への給水車派遣について(第2陣)福岡市水道局)
事務職員及び保健師を派遣(避難所運営支援)
※避難所運営支援職員出発式
出発式の写真(その1)
7月12日(水曜日) 朝倉市 杷木保育所に給水コンテナを設置
福岡市の清掃工場で,朝倉市の災害廃棄物の受け入れ開始
7月12日(水曜日) 災害ボランティア講座の開催
会場:福岡市市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)
7月13日(木曜日) 朝倉市・東峰村 朝倉市の災害廃棄物の収集支援
朝倉市内の仮置場(杷木体育センター駐車場)内の災害廃棄物を収集し,福岡市臨海工場に搬入。
派遣チーム(福岡市、(公財)ふくおか環境財団)[職員、パッカー車]
7月13日出発式の写真

※7月16日(日曜日)については、福岡市の家庭ごみの収集運搬業務を行っている民間業者(15社)に、7月23日(日曜日)は民間業者(12社)にもご協力いただき、災害廃棄物の収集支援実施。
7月14日(金曜日) 朝倉市 職員の追加派遣
朝倉市が設置する災害ごみ受け⼊れ所の⽀援職員等として,職員を追加派遣。
・災害ごみ受付支援(新規)
・物資受入・搬送支援(追加)(※7月20日終了)
7月15日(土曜日) 東峰村 福岡市の清掃工場で,東峰村の災害廃棄物の受け入れ開始
7月19日(水曜日) 朝倉市 水道局の職員派遣(配水管の漏水調査)(※7月25日終了)
7月22日(土曜日) 朝倉市 職員の追加派遣(家屋被害認定調査)(※7月26日終了)
7月28日(金曜日) 朝倉市 福岡市災害ボランティアバスを運行(※12月15日終了)
(※8月4日,9月22日,9月29日,10月13日,10月20日,10月27日,11月17日,11月24日,12月1日,12月8日,12月15日も同様に実施)
8月1日(火曜日) 7月28日付の国通知を受け,災害時のボランティアツアー受付窓口を開設
9月12日(火曜日) 福岡県,大分県の被災自治体 福岡市がお預かりした義援金の贈呈
(平成29年12月1日に第2次,平成30年10月5日に第3次,平成31年4月26日に第4次贈呈)
10月1日 朝倉市 職員(土木技術職)の長期派遣(道路,河川,橋梁の災害復旧にかかる設計・監督業務等)
平成30年3月 朝倉市 発災当初から行われた福岡市の支援活動へ,朝倉市から感謝状をいただきました
朝倉市からの感謝状の画像