令和2年10月23日金曜日 17時半集合~20時半
賀茂小学校校庭
参加人数:90人
子ども:45人(未就学児4人、小学生39人、中学生2人)
大人:45人(公民館、地域協力者、保護者、高齢者など)
☆夜空の案内人:長田 有司さん、北原 孝幸さん、清水 正明さん
秋の夜空を観察して宇宙の神秘を感じる体験学習。2020年は木星と土星が400年ぶりに超大接近して見える年でした。(次回は60年後!)この日は、木星と土星その近くに月と、東の空に昇ってくる火星を観察できる貴重な機会でした。
3名の天体観測指導員それぞれのお話を聞きながら、3台の天体望遠鏡をのぞいて、月のクレーター、土星の環、木星の縞模様と衛星を実際に観察します。
この日は南側外郭環状道路の上に、土星を間に月齢7の半月と大きく光る木星が肉眼でも見えました。
・一抱えもある天体望遠鏡3台で、月・木星・土星それぞれをねらいます
・防寒対策をして距離をとって順番待ち
案内人手作り(!)の天体望遠鏡をのぞくと、輝く月のクレーター、4つの惑星を従えた大きな木星には、太めの縞模様が2本、土星と環が観察できました。一番人気は「土星の環っか!」だったようです。
・地球の自転に合わせ、天体を追いかける望遠鏡
・月、土星(暗くて映りません)、木星
・冷え込む中、行列は続きました
今回、田隈まちづくり館からお話を頂き、初めての天体観察会を共催で実施することができました。公民館から学校配布チラシや公民館だよりなどで告知し60名定員(抽選)で募集、はがきで最終の案内をしました。
当日夜の気温は、予想を超えて極寒に変わり、参加者からは感激の「土星の輪が見えた!!」等の声と、「わぁー寒い」の悲鳴に似た声が運動場に響いていました。それでも、遅い時間になって東の空に上り始める火星を望遠鏡で見届けるまで、列をなして待っている姿が印象的でした。この主催事業が実施できてよかったと思いました。
感染症予防対策として、秋口から再開した公民館事業はすべて事前申し込み(電話・FAX・メール)にしており、検温や夜なので家族(グループ)単位の参加を基本に、グループごとに距離を取るなどの配慮をしています。
高性能の大きな天体望遠鏡3台を設置するとなると、講師の方への配慮や運搬の手配など何かと経費もかかります。
今回、田隈人権のまちづくり館と賀茂公民館が共催することで、3名の案内人のガイドと望遠鏡による天体観察会が実現。身近な小学校で多くの家族連れが、貴重な機会をとらえた天体観察を体験することができました。