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更新日:2024年2月20日

飯盛神社の「かゆ占い」(市政だより西区版 令和2年4月1日号掲載) 


※記事の内容は掲載当時のものです。

特別に依頼を受けてあつまった「かゆ元」

 皆さん、県指定無形民俗文化財に指定されている飯盛神社の「かゆ占い」をご存じですか。
 毎年2月14日に神職から特別に依頼を受けた氏子の「かゆ元」が集まり、夜半から数時間かけて炊いたかゆを3つの鉢に盛り分けて神前に供えます。そして、約2週間後の3月1日に再びかゆ元が集まり、「かゆ開き」を行います。供えられていた鉢を下ろし、かゆに付いたカビの長さや色合いなどから一年の農作物が豊作か凶作かを占います。占いの方法は秘伝で、かゆ元しか知りません。かゆ開きの朝はその結果を見ようと近隣の農家から多くの人が参詣に訪れます。
 宮司の牛尾秀司さんは「占いの結果は興味を持ってもらおうと一部のJAに配っています。かゆ占いは、859年の飯盛神社創建時から伝わる伝統的な神事です。農作物の平安を占うこの神事を後世にもつなげていきたいです」と話します。


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