現在位置:福岡市ホームから福岡市出前講座「7-6ペットボトルのリサイクル」(福岡友の会 友の家)
更新日: 2022年4月1日

廃棄物担当トピックス

福岡友の会さまからのご依頼があり,福岡市出前講座「7-6ペットボトルのリサイクル」を実施しました。


★令和元年7月24日(水曜日) 10時30分~12時10分  福岡友の会 友の家 参加者:41名(うち小中学生8名)

  
 講義のようす

 リサイクル実験のようす1

 リサイクル実験のようす2

 グループ討議のようす

  福岡友の会さまは、交わりの中で健全な家庭を作ることによって、社会をよくしたいと願っている団体さまです。 日々の生活の中で「衣・食・住・家計・子どもの生活・環境」のことを共に学び合い,会員数270名で,福岡市を中心に、宗像市、福津市、古賀市、粕屋郡、大野城市、前原市、 春日市、太宰府市、筑紫野市で活動されています。


 この度,世界的に問題となってきている「プラスチックごみ」について学びたいということで,本講座に申し込まれたそうです。参加者のみなさまは,マイボトル持参で,講師用の水差し及びコップもガラス製で用意されていたり,また,下の写真のように石油由来のスポンジの代わりに,綿シャツや絹などで代用品を作られたり,すでに脱プラスチックの活動に取り組まれていました。


 福岡友の会さま手作りスポンジ

★今回の出前講座のプログラムと受講者様の感想

 今回は福岡友の会さまから,「ペットボトルだけでなく,プラスチック全般で講義してもらいたい。」「夏休みで子供たちも参加するので,実験も行ってほしい。」「福岡市のごみ処理について質問したい。」というご要望がありました。また,福岡市からは,「使用済小型家電リサイクルと雑がみリサイクルについてもお話しさせてほしい。」という希望もあり,下記のプログラムで行いました。


  1. 1.使用済小型家電リサイクルについて
  2. 2.ペットボトルのリサイクル
  3. 3.容器包装プラスチックリサイクル
  4. 4.プラスチックの種類と性質(ミニ実験)
  5. 5.プラスチックごみを減らすために(グループ討議)
  6. 6.Q&A
  7. 7.雑がみリサイクルについて


 短い時間の中で,盛りだくさんの内容だったので,ちゃんと伝わったか心配だったのですが,アンケートで次のような感想をいただきました。


  • ・プラスチックだけでなく,使用済小型家電リサイクルの話もよかった。
  • ・使用済小型家電の回収場所がわかった。
  • ・プラスチックのリサイクル実験を子供たちが喜んでいた。
  • ・今日の講義を若者にも聞いてもらいたい。
  • ・プラスチックは,まずは使用量を減らす取り組みが必要だ。
  • ・福岡市が容器包装プラスチックを分別収集しないことに疑問を持っていたが,今回理由がわかってよかった。
  • ・なんでもリサイクルすればいいということではなく,収集コストやリサイクルに使用するエネルギーなど全体で考えないといけないことがわかった。
  • ・プラスチックを焼却することで発生する有害ガスも,市の清掃工場できちんと処理されていることがわかり安心した。


 また,グループ討議やQ&Aのなかで,次のようなご要望があがりました。

   
  • ・市街地で食べ物を売っているお店に容器の処分まで責任を徹底させるような働きかけ,放置ごみ(プラ容器)を回収させてほしい。
  • ・使用済乾電池を不燃ごみとして処分している人が多いと思うので,電池の回収拠点を増やしてほしい。
  • ・マイクロプラスチックによる海洋汚染の講座があったらいいと思う。


 今回,既にプラスチック問題についてアクションを起こされている福岡友の会のみなさまとお話しさせていただき,私たち行政ももっと行動していかないといけないと改めて感じさせられました。

 これから,どのようにプラスチックを集めてリサイクルしていくかを考えることも大事ですが,福岡友の会のみなさまが行っているように,まずは使い捨てプラスチックの使用を減らしていくことが最優先事項だと思われます。

 私たち保健環境研究所も,この講座をとおして,市民のみなさまに,プラスチック問題のことを考え,自分の日常生活の中で気付きを起こしてもらい,次には!行動してもらえる!ような講座になるよう頑張っていきます!

 

★今回の出前講座で回収した使用済小型家電

   
 使用済小型家電回収の案内
 回収した使用済小型家電

 今回の出前講座では,携帯電話・デジタルカメラ15台他,合計9.35kgの使用済小型家電を回収することができました。

 福岡友の会のみなさま,回収にご協力ありがとうございました。