市では、地下水のかん養機能の保全や水辺環境の向上、水害対策としての保水機能の確保、さらにはヒートアイランド現象緩和などを図るために健全な水循環の構築を目指しています。
かんがい用ため池は、雨水を貯留し、利水・治水に役立つほか、地下水のかん養機能を持つなど、水の循環に大切な役割を果たしています。
河川では、かんがい用途のなくなったため池を治水池として整備するなど、水害対策としての保水機能の確保に加えて地下水のかん養機能の保全に努めています。
(長尾池)
河川や治水池の整備において、市民が生活の場で自然の恵みを享受できるように、治水対策とあわせ、それぞれの河川や治水池の持つ環境や地域の特性を十分考慮し、地域の意見を踏まえながら人や生態系、景観に配慮した水辺の整備に取り組んでいます。
(二級河川油山川)
(平尾新池)
「水循環」を視点に、福岡市のこれまでの取り組みや関連する施策と調和、連携を図りながら、行政・市民・事業者が共働して健全な水循環システムの構築を目指すものとして平成18年10月に策定されています。
関連リンク :福岡市水循環型都市づくり基本構想(総務企画局水資源対策担当)