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更新日: 2022年6月7日

福岡市の道路照明灯のLED化について

1.福岡市の道路照明灯の紹介

福岡市の道路照明灯は2種類あります。

  • 直営灯(福岡市が管理する道路照明灯)・・・・・・・約38,000基
  • 防犯灯(自治会などが管理する道路照明灯)・・・・・約44,500基

令和4年4月1日現在

【直営灯】

  • 設置目的 : 交通安全
  • 設置場所 : 主に幹線道路、生活道路については下記の箇所
  • 管理者   : 福岡市
直営灯を整備する場所の説明画像


設置例

直営灯設置例の写真

※福岡市の管理シールが目印です。

LED直営灯の照明器具

LED直営灯の写真


  福岡市では、直営灯を見守っていただける「ふくおか灯(あかり)のパートナー」企業様を募集しています。
  ふくおか灯のパートナー事業に関して詳しくはこちら


【防犯灯】

  • 設置目的 : 犯罪防止や歩行者の安全確保(ちかん・ひったくりなどの防犯)
  • 設置場所 : 生活道路
  • 管理者   : 自治会、町内会、商店街など

設置例

防犯灯設置例の写真

※広告付防犯灯(旧明町灯)も含みます。

LED防犯灯の照明器具

LED防犯灯の写真



2.福岡市での道路照明灯LED化(省エネ化)の全体計画


直営灯

  • 平成24年度から令和8年度までにLED化を行います。
  • 健全な柱はそのまま利用し、照明器具のみを取替えます。

LED化前及び、LED化後の照明の説明写真


  • 老朽化が懸念される柱については、柱を含めたLED照明灯への計画的な建替えを行います。

防犯灯

  • 自治会などが補助金を活用してLED化を行っています。
  • 原則として、10W以下のLED照明器具の設置を推奨しています。

10W以下のLED照明器具の設置風景

10W以下のLED照明器具の設置風景の写真


3.なぜ、道路照明灯をLED化するの?

  • 道路照明灯は交通安全上、必要不可欠な設備ですが、莫大な維持費が必要です!
  • 電気料金・電気使用量・CO2削減の為に、LED照明の導入をしています。


  直営灯をすべてLED化すると

・電気料金は年間で約5億円が約2億円となり、約3億円が削減されます。

LED化による年間の電気料金の推移を表すグラフ。約60%の削減が見込まれます



 防犯灯を1基、LED化すると

・蛍光灯20W(40W契約)をLED化(10W契約)すると、電気料金は年間で約3,000円が約1,500円となり、約半分となります。

防犯灯1基をLED化することによる電気料金の推移グラフ。約50%の削減が見込まれます


水銀灯とLED灯の明るさ比較

水銀灯とLED灯の明るさ比較の写真


※路面の必要な明るさを確保し、大幅な省エネ。維持管理費の削減を達成!


4.事業者の方へ



5.福岡市道路照明灯一括LED化ESCO事業

 市が管理する道路照明灯(直営灯)約3万8千基のうち、2万基について、民間の資金とノウハウを活用し、一括LED化を実施しています。

事業方式 : ESCO(エスコ)事業

ESCO事業とは

Energy Service Company 事業の略。
事業者が、施設の光熱水費削減に必要な設備の導入や、運用、保守管理まで資金を負担して、施設の光熱水費削減を実施し、実現した削減額の一部を報酬として受け取る事業。

事業の仕組み

LED化スキーム

事業スケジュール

事業スケジュール

電気使用量及びCO2排出量の削減

 本事業により、2万基の直営灯に対する年間の電気使用量を約8割(約1,020万kwh)削減、また、CO2排出量を約8割(約4,900t)削減しています。


6.福岡市の道路照明灯(直営灯)の維持管理

 福岡市の道路照明灯は施設量が多く、今後大量に老朽化を迎えるため、予算の平準化の観点から「福岡市道路照明灯(直営灯)個別施設計画」(令和2年3月版)を策定しました。
 今後、この計画に基づき維持管理に取り組んでまいります。