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更新日:2023年3月24日

原西校区 青少年育成会子ども部
認知症キッズサポーター研修
「子どもパトロール隊」

(福岡市子どもの夢応援事業)

おじいちゃんと子どもとお母さんのイラスト

1.実施日時・場所

日時:平成28年10月8日(土曜日) 午前10時から午後1時
場所:原西公民館

2.参加人数

  • 小学生 32名
  • 原西校区ボランティア 約20名
  • 子ども会・体育振興会・公民館 約10名
  • (事前講座担当)早良区役所 包括ケア推進担当

3.活動の目的・内容

  1. 高学年の子どもリーダーが事前講座を受講。認知症について知り,高齢者との接し方を学び,それを低学年向けに分かり易くして伝える。
  2. 講座で学んだ知識やスキルを活かし,楽しんで参加できるウォークラリー型の高齢者見守り実習を実施。子どもリーダーによるリードのもと,子どもたちが徘徊者役の高齢者へ声掛けなどのサポートを行う。
  3. 参加・協力の高齢者と一緒に昼食のカレーを食べ,イベントを振り返り,交流を深める。


事前講座の際の資料の写真

事前講座


オリエンテーションの様子

パトロール前のオリエンテーションと紙芝居


対応のポイントをまとめた紙の写真

対応のポイント


パトロールに出る子どもたちの様子

パトロールに出発


公園に向かう子どもたちの様子

「公園で見かけたって」


高齢者に声をかける子どもたちの様子

「この人かな?」


高齢者に話しかける子どもたちの様子

「話しかけてみよう」


高齢者の手を取るこどもたちの様子

「一緒に行きましょう」


対応の振り返りを行う子どもたちの様子

対応の振り返り


高齢者に話しかける子どもたちの様子2

話しかけるのにドキドキ


対応を振り返って発表をしている様子

振り返りの発表


 事前講座を受けた高学年でも、知らない高齢者に声をかけることが思いのほか難しかった様子。低学年の子どもたちが勇気を振り絞って「いっしょに行きましょう」と声をかけ、手をつないでもらって嬉しそうな表情を見せたり、「耳が聞こえないのかな」「紙に書いたらいい」という気づきを上級生と共有して対応したり、次の高齢者を探しに行くときに「このおばあさんをこのままおいて行って大丈夫?」と心配するなど、高齢者のことを真剣に考えて寄り添うことで子どもたちが大きな達成感や喜びを感じている様子が見てとれました。



5.活動を終えて(代表者より)

  • 広報不足で参加者が少なかったのが残念だが、高学年が低学年をうまくリードしていたのでよかったと思う。
  • 子どもたちが研修を受けた後に実際に街の中での声掛けを体験し、知らない人に声をかけることが難しいということがわかったと思う。普段から挨拶をし合える街づくりをもっとすすめていきたい。
  • ボランティアの方が喜んで徘徊者役を引き受けてくれ、演技も素晴らしかったと思う。うまく班の誘導ができず、なかなか探してもらえない徘徊者役の方がいたので、来年はスムーズにいけるようにしたい。

6.区役所より

 地域のボランティアさんによる迫真の演技で、子どもたちは今回のねらいだった認知症への理解だけではなく、加齢による変化(耳・目・足の衰え)にも気づいて対応することができました。心配して恐る恐る手をつないだ1年生男子が「やさしいきもちになったよ」と振り返ったように、高齢者の「心」に寄り添ってふれあう体験になっていたと思います。

 ウォークラリー後、子ども達が得た「気づき」や「思いやり」、また実践の様子の紹介や発表があり、大人やスタッフが拍手してほめました。子どもたちの表情は「困っている人の役に立てた喜び」や「勇気を出して得た達成感」に輝いていました。


< お問い合わせ先 >

・部署   早良区 総務部 地域支援課
・住所   福岡市早良区百道2丁目1-1
・電話番号 092-833-4403
・FAX番号 092-851-2680
・E-mail  k-sien@city.fukuoka.lg.jp