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旦過(たんが)だるま堂


だるま堂

写真:旦過だるま堂

 姪浜にある興徳寺の旦過(たんが)寮(旅の僧を宿泊させてもてなしたところ)跡です。旦という字は、早朝を意味し、朝にもてなしを受けた主に禅宗の修行僧が、夕べに感謝の気持ちで過ごすことに由来しています。
 堂の中には、中国の禅宗の開祖である「達磨(だるま)大師」がまつってあることから、旦過だるま堂と呼ばれています。江戸時代の元禄年間(1688~1704)に作られた銅造塔婆型厨子(どうぞうとうばがたずし)(仏像や経典等をおさめる仏具、市指定文化財)や、木造の観音座像が納められています。また、堂の裏には五重石塔があり、室町時代に無名の供養塔として建立された、繁層式五重石塔といわれる形式のもので、姪浜石(砂岩)で作られていますが、長い年月による風化がすすんでいます。


所在地


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