唐津街道と旧家
唐津街道は、江戸時代の主な街道のひとつで、現在の北九州市小倉北区から佐賀県唐津市に至ります。福岡藩が長崎警備(2年に1回で、佐賀藩と交代で警備)にあたるときや唐津藩の参勤交代のときに通るなど、多数の旅人が往来しました。
この街道の宿場のひとつである姪浜宿は、福岡藩の茶屋(大名や幕府役人のための宿泊所。本陣にあたる)が置かれたほか、漁業や海運業、良質の塩の産地として栄えました。また、文化9年(1812年)には、姪浜一帯を測量した伊能忠敬も宿泊しました。
今もその面影は百年以上たつ「町家造り」の家や土蔵に残っており、宿場町の雰囲気が感じられます。
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