本ページでは、福岡市内の水源かん養林について、紹介するものです。
福岡市水道局は、曲渕・脊振・長谷の各ダム集水域に約566haの水源かん養林を所有し、水源保全に取り組んでいます。森林は「緑のダム」として雨水を蓄え洪水や渇水を緩和するほか、水をろ過して水質を浄化し、土砂流出や山崩れを防ぐ役割を担います。福岡市は主伐・間伐や広葉樹の植栽などで森林整備を進めるとともに、植物観察会や植樹祭を開催し、市民への啓発活動も行っています。
水道局では、福岡市内の水道専用ダムである曲渕ダム、脊振ダム、長谷ダムの各集水区域内に、約566haの水源かん養林を所有しています。
「緑のダム」と呼ばれる森林のはたらきを知っていますか?
森林土壌は、落ち葉などの堆積でできた腐葉土の中でミミズ等の土壌生物や微生物が活動することで、スポンジのような構造になっています。
このため、浸透性や保水性に優れていて、森林の土壌は一時的に雨水を貯え、また、貯えた雨水がゆっくりと河川に流出することで、洪水や渇水を緩和します。

森林に降った雨水は、空気中のちりなどで汚れていますが、森林の土壌に浸透し最後に河川に流出するまでに、窒素やリンなどの富栄養化の原因となる物質が、森林の土壌が持つ浄化作用により、ろ過・吸着・分解され、きれいな水になります。
一方で、おいしい水の条件であるミネラル分は、バランスよく溶け出します。このように、森林は綺麗でおいしい水を作る働きがあります。

森林の土壌は、樹木や下草、落ち葉に覆われていて、雨のしずくの衝撃を吸収したり、直接地面に当たらないことで、土砂の流出を防ぎます。
また、樹木の根が地中に深く伸びて拡がり、土砂を押さえることで、山崩れが起きにくくなります。

曲渕ダム、脊振ダム、長谷ダム周辺の水源かん養機能を高める取り組みとして、主伐や間伐などの整備を行っています。
市民の皆さまに水源かん養林について広く知っていただくため、曲渕水源かん養林内での植物観察会や植樹祭を実施しています。