令和7年第5週(令和7年1月27日から2月2日)のインフルエンザの定点当たりの報告数は4.33と前週より減少し、警報継続の基準を下回りました。
引き続き、こまめな手洗いや換気など感染症対策に努めましょう。
また、比較的抵抗力の弱い高齢者や乳幼児などは重症化することもありますので、高齢者や乳幼児と会ったり、通院や大人数で集まったりするときは、マスクの着用を含めた感染症対策へのご協力をお願いします。
【福岡市のインフルエンザの発生状況】
インフルエンザワクチンの予防接種には、発症をある程度抑える効果や、重症化を予防する効果があり、特に高齢者や基礎疾患のある方など、罹患すると重症化する可能性が高い方には効果が高いと考えられます。効果が出るまでに2週間程度かかりますので、早めの接種をご検討ください。
インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が強く、あわせて普通のかぜと同様の、のどの痛み、鼻汁などの症状も見られます。さらに、気管支炎、肺炎、小児では中耳炎、熱性けいれんなどを併発し、重症化することもあります。
(※注1)「インフルエンザ様症状」とは、38度以上の発熱かつ急性呼吸器症状(鼻汁若しくは鼻閉、咽頭痛、咳のいずれか1つ以上)を呈した場合をいう。
インフルエンザは、感染した患者のせきやくしゃみなどで飛び散ったつば(飛沫)と一緒に放出されたウイルスを吸い込んだりして感染(飛沫感染)することが主な感染経路と考えられています。
吐き出されたウイルスが飛沫核という微粒子の状態になると、ホコリとともにともに空気中に浮遊し、それを吸い込むことによって感染(空気感染)する可能性もあります。
ウイルスが付着した物にさわり、その手で口や鼻、目の周りなどに触れると感染(接触感染)する可能性もあります。
※マスクは、一般の薬局などで市販されている、ウイルスの飛散を防止する効果の高い「不織布(ふしょくふ)」製のものを使うことをお勧めします。
特に福祉施設や病院などでは、施設内感染を予防するため、従事者の衛生管理を徹底する必要があります。
インフルエンザ様症状があったときは、症状が改善するまで勤務を控えましょう。
また、厚生労働省作成の「施設内感染予防の手引き」などを参考に、感染予防に努めましょう。
学校等の施設において、下記に該当する場合、速やかに健康危機管理課へメールで報告をお願いします。
※ 件名に【インフルエンザ休業報告】とご記載ください。
あて先 健康危機管理課 kenkoukikikanri.PHB@city.fukuoka.lg.jp
※ 市立学校におかれましては「学校欠席者情報収集システム」で報告下さい。
インフルエンザ様症状の患者による臨時休業報告
健康危機管理課
電話番号 092-711-4270
FAX番号 092-406-5075
メールアドレス kenkoukikikanri.PHB@city.fukuoka.lg.jp
インフルエンザは、1週間ごとに、全国で約5,000ヵ所の小児科及び内科の定点医療機関から患者数の報告があり、流行状況に関する調査が行なわれています。
福岡市、福岡県、全国の流行状況については下記のホームページをご覧下さい。
このアプリは,感染症の流行状況を可視化し,早期対策を促すWebアプリケーションです。
利用者によるかぜ投票によるリアルタイムな感染症の流行状況や保健所が公表するインフルエンザ発生状況を地図上に表示し,感染症予防への意識を高めることができます。
部署:保健医療局 保健所 感染症対策部 感染症対策課
電話番号:092-791-7081
FAX番号:092-406-5075