若者の起業率No.1! その理由は福岡市の“住みやすさ”にあった

地方における人口減少は街の活気を損なう原因になるだけでなく、経済活動の停滞や税収減にもつながり、様々な側面から問題となっています。他方、ここ数年で人口流入増が続いているのが、福岡市です。

総務省が発表した平成26(2014)年1月1日時点の住民基本台帳に基づく人口動態調査によると、全国の市区町村で、福岡市は過去1年で人口増加数が全国最多。中でも10~20代といった若者の流入数が多いのも大きなポイントです。

これに加え、もう一つ興味深いデータがあります。平成24(2012)年の就業構造基本調査によれば、起業者総数における若者(25~34歳)の割合は12.3%と、20政令都市に東京23区を加えた21大都市中1位。若者の流入が多いだけでなく、そこで起業しようとする若手ビジネスマンが多い地域でもあるのです。

では、なぜここ福岡市にこうした若い起業家たちが多いのでしょうか? 理由のひとつに、街の“住みやすさ”があります。

例えば通勤時間。平日の片道の通勤・通学時間は34.5分と、7大都市圏の中でも最短です。さらに、物価の低さも魅力の一つ。福岡市は食料物価や家賃を除く総合物価が非常に安く、20大都市の中でもトップレベル。また気候も穏やか、天災が少ない、さらに食べ物も美味しく……福岡の利点を挙げたらキリがありません。

もつ鍋

住んでよし、働いてよしの福岡市(←手前味噌ですが、事実だから仕方ありません)。今後、新しいビジネスを始めたいと考えている起業家の方々は、是非、“ここ”から夢を叶えてみてはいかがでしょうか?