博多区は、市の中心部から南東部に位置し、区の北部は陸・海・空の玄関口を擁する九州の人・物・情報の交流拠点となっており、南部には住宅地域が広がっています。
陸の玄関口であるJR博多駅や博多部を中心に、金融機関・商工会議所・国の庁舎・企業の支店等や商業施設が集積するとともに、「福岡アジア美術館」や「博多座」などもあり、都市機能とともに文化・芸術に彩られたまちとしても発展しています。海の玄関口である博多港があるウォーターフロント地区は、港湾旅客施設などの海のゲートウェイ機能のほか、マリンメッセ福岡や福岡国際会議場などのMICE施設が集積しており、海辺を活かした「クルーズ」「MICE」「賑わい」が融合したまちづくりが進められています。空の玄関口である福岡空港は、市営地下鉄により都心部と直結した世界有数の便利な空港で国内はもとより国際空港としても重要性が高まっており、アジアの拠点都市をめざす本市の大きな発展の原動力となっています。
日本最古の稲作集落跡のひとつである板付遺跡をはじめ、金隈遺跡、那珂八幡古墳など多くの遺跡がみられるのも博多区の特色です。歴史と伝統の息吹を伝えるものも多く、博多の総鎮守である櫛田神社、航海の神として崇敬されている住吉神社、日本最初の禅寺といわれる聖福寺、商売繁盛などを祈る参詣者が多い十日恵比須神社、さらには承天寺、崇福寺、東長寺など高名な神社・仏閣が点在し、承天寺通りに設置された「博多千年門」は、博多旧市街エリアのウエルカムゲートとなっています。
博多千年門(はかたせんねんのもん)
項目 | 人口(合計) | 人口(男) | 人口(女) | 世帯数 | 面積 |
---|---|---|---|---|---|
博多区 | 252,472人 | 121,637人 | 130,835人 | 156,814世帯 | 31.62平方 キロメートル |
福岡市 | 1,619,893人 | 763,403人 | 856,490人 | 845,339世帯 | 343.46平方 キロメートル |
全市に対 する割合 |
15.6% | 15.9% | 15.3% | 18.6% | 9.2% |
※人口・世帯数は令和4年4月1日現在の推計値
※面積は、国土地理院の「全国都道府県市区町村別面積調」(令和4年1月1日現在)による
博多区の「ハ」に港湾の波頭とどんたくの躍動感をデザインし、区勢と区民の輝かしい未来に向かって伸びゆく様を表したものです。カラーは紫で、伝統ある寺社や山笠等の祭りをイメージしたものです。
(昭和63年9月28日制定)