無電柱化事業

 

 道路上の電線、電柱は、景観を損なうだけではなく、歩行者や車椅子使用者の通行の妨げとなり、地震などの災害時には電柱が倒れ、緊急車両等の通行に支障を来すなど、種々の危険があります。
 そのような状況の中、福岡市における無電柱化事業は昭和61年に国土交通省が策定した「電線類地中化計画」により開始され、現在は「福岡市無電柱化推進計画(令和4年3月)」に基づき、関係機関、地域住民の協力の下に整備を推進しています。


電線共同溝整備前後の写真

電線共同溝の整備事例



 無電柱化の目的及び対象路線

防災

災害の被害拡大防止を図るため、福岡市が管理する緊急輸送道路及び幹線道路等において、無電柱化を推進します。

安全・円滑な交通確保

安全かつ円滑な交通の確保を図るため、福岡市バリアフリー基本計画における生活関連経路等において、無電柱化を推進します。

景観形成・観光振興

地域の特性を活かした良好な景観形成や観光振興のため、街並みや自然環境などとの調和を図り、地域の魅力を高める必要がある道路において、無電柱化を推進します。



 無電柱化の主な事業手法

電線共同溝方式

電線共同溝とは、地上の電柱や上空の電線を、地下の空間に収容するための施設で、『電線共同溝の整備等に関する特別措置法』に基づき整備を行う無電柱化手法のひとつです。
この法律によって、電線共同溝の整備道路に指定された道路での、新たな電柱及び電線の占用が制限されます。


地中化のイメージを説明する画像

電線共同溝のイメージ


 福岡市無電柱化推進計画

無電柱化をより総合的かつ計画的に推進していくため、『無電柱化の推進に関する法律』に基づく計画として、無電柱化の基本的な方針、目標、施策等をまとめた福岡市無電柱化推進計画を作成しました。





福岡市無電柱化推進プロジェクトチーム

福岡市と電気・通信事業者が連携し、無電柱化事業に係る様々な課題の解決に向けた調査・検討を行うプロジェクトチームを発足しました。
将来、福岡市のまちづくりを担う若手職員を中心に、柔軟な発想で課題解決に取り組んでいます。





リンク

国土交通省ホームページ