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更新日: 2024年2月27日

農福連携の推進について


農福連携とは、障がいのある方等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組みです。
農福連携に取り組むことで、障がいのある方等の就労や生きがいづくりの場を生み出すだけでなく、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、新たな働き手の確保につながる可能性もあります。


農福連携の取組みパターン


農福連携の取組みは大きく分けて4つの形態があります。(農林水産省の資料より)

  1. 直接雇用型
    農業者が障がい者を正社員やパート社員として直接雇用する
  2. 福祉完結型
    就労系障がい福祉サービス事業所が自ら農地を確保して単独で農業を行う
  3. 連携型
    農業者と外部の就労系障がい福祉サービス事業所の設置・運営法人が、農作業に関する請負契約を締結し、施設利用者(障がい者)と職業指導員のユニットが農業者の圃場に通ったり、作業を事業所内に持ち込む
  4. グループ内連携型
    農業者が就労系障がい福祉サービス事業所及びその設置・運営法人を併設、または就労系障がい福祉サービス事業所の設置・運営法人が農業法人を併設し農作業を行う

市の支援について


1 福祉事業所職員向けの農業研修 【※令和6年度の受講生募集中 ~4月10日締切】


福祉事業所が農地を確保し農業を行いたい、または農業分野で施設外就労を行いたい福祉事業所などの職員を対象に、農業に参画するための基本的な知識・技術を習得していただく支援として、農業基礎研修(アグリチャレンジ)を実施しています。

農業基礎研修の概要 (257kbyte)pdf
令和6年度研修日程 (129kbyte)pdf 

 
  1. 研修期間
    5月~翌年3月の間、原則木曜日の9~15時、月2~3回(計30回程度)
  2. 研修場所
    株式会社JAファーム福岡(西区今宿青木251-1)
    ※無料駐車場あり
  3. 研修受講料
    無料(事業所からの派遣や研修等として業務の一環として参加の場合)
    ※研修場所までの交通費や昼食費、長靴・手袋等作業着の実費は受講者の負担となります。


2 農福連携に取り組みたい農業者への支援


農福連携に関心があるものの、これまで福祉事業所とつながりのない農業者が初めて農福連携に取り組むには
「どのような作業が委託できるのか分からない」
「お願いしたい作業はあるが福祉事業所を知らない」
などが課題となることがあります。
市では農業者が新たに農福連携に取り組むにあたり円滑に福祉事業所とマッチングできるようサポートを行います。
関心のある農業者の方は、是非お問い合わせください。


3 耕作放棄地を活用した農福連携実施事業者への支援について


耕作放棄地を再生させ、その農地で障害のある方等と共に農業を行う事業者に対し、農地再生費用に加え営農開始に係る資材費を助成します。


  1. 補助対象者
    耕作放棄地再生事業を活用した福祉事業所、または福祉事業所に農作業を請け負わせる農業者等
  2. 補助対象経費
    土壌改良費、営農資材費(堆肥、肥料、種苗費等)
    ※機械・施設費は対象外
  3. 補助率
    2分の1以内

 耕作放棄地再生事業について知りたい方はこちら(耕作放棄地対策「耕作放棄地再生事業」)

 再生事業チラシ (734kbyte)pdf 


福岡市農福連携商品「博多ハッピーぽてと」について


市の支援によりマッチングした農家と福祉事業所によって、農福連携商品「博多ハッピーぽてと」ができました。
令和4年度は、障がいのある方たちがサツマイモの袋詰め作業を行いました。
令和5年度には、サツマイモ苗の植え付けから収穫、袋詰め作業まで多くの工程を福祉事業所と連携して行いました。


博多ハッピーぽてとの写真  袋詰め作業の様子  


商品紹介
商品名 博多ハッピーぽてと
”農”福と”福”岡の”福”から高島市長が命名
生産農家 中村 光明(なかむら みつあき)さん
(西区元岡を中心に米・春菊・大根などを栽培)
福祉事業所 一般社団法人 あしたみらい
就労継続支援B型事業所 はっぴいすまいる