認知症は高齢者だけがかかるものではなく、誰にでも起こりうる脳の病気が引き起こすものです。
「認知症になったら何も分からなくなる」「認知症になったら人生おしまい」というイメージを持っている方が多くいます。
実際は、認知症になってもいきなり全てのことが出来なくなるわけではありません。診断後何年経っても、周囲の人々の理解と気遣いがあれば地域で穏やかに暮らしていくこともできます。そのためには、地域の支え合いが不可欠です。
誰もが認知症についての知識を持ち、認知症の人や家族を支える手立てを知っていれば「今までどおりの暮らし」をみんなで守ることが出来るはずです。
福岡市では市民や企業に向けて、認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法を広めるため「認知症サポーター養成講座」をおこなっています。
認知症サポーター養成講座の講師役が「キャラバン・メイト」です。
地域や学校、企業などで認知症に対する正しい知識と具体的な対応方法などを市民に伝える「認知症サポーター養成講座」の講師役です。
また、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりに向けて、関係機関・組織・団体等へのはたらきかけ、協力・連携体制づくり、ネットワーク化を推進していくことも期待されています。
都道府県や市町村などが実施する「認知症キャラバン・メイト養成研修」を受講する必要があります。
研修修了者は、福岡市及び全国キャラバン・メイト連絡協議会のキャラバン・メイト名簿に登録され、福岡市キャラバン・メイト交流会や各区キャラバン・メイト連絡会にて情報交換や今後の活動について学び合っていきます。
福岡市に登録のあるキャラバン・メイトを対象にキャラバン・メイト交流会を開催します。
「あなたの認サポバージョンアップしませんか?
~当事者と考えるフレンドリーセンターの活用術~」
近年、認知症の人をとりまく環境は「介護者目線」から「当事者目線」へと変わってきています。
2023年9月中央区舞鶴のあいれふ2階に「福岡市認知症フレンドリーセンター」がオープンし、福岡市の認知症情報発信の場が誕生しました。
また、令和6年度より認知症サポーター養成講座のテキストが新しくなります。こういった近年の動向もふまえ、認知症サポーター養成講座もバージョンアップしていきたいと考えています。
今回は認知症フレンドリーセンターのセンター長 党氏と認知症当事者をお迎えし、認サポにも役立つ当事者目線のお話を伺います。
キャラバン・メイトの皆様は是非ご参加ください。
対象によって,受付窓口が異なります