消費生活センターでは、悪質商法に限らず、暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則、毎週木曜日の朝刊に掲載)
「インターネット通販で洋服を注文した。注文後、販売店について調べると評判が悪かったので、商品が届いたが受け取らなかった。受け取りを拒否したのに販売店は返品を認めず、請求が続いている。クーリング・オフはできないのか」
通信販売には、消費者が一方的に解約することができるクーリング・オフ制度は適用されません。返品については事業者が決めた特約に従うことになります。広告に返品・交換条件が書かれていない場合には、商品を受け取った日を含めて8日以内であれば、消費者が送料を負担して返品することができます。広告に返品・交換はできないことが書かれている場合は、原則返品できません。
消費者庁が実施した本年度消費生活意識調査では、通信販売はクーリング・オフできると間違った回答をした人は約8割に上りました。事例のように、商品を受け取らなければ返品できると安易に考えてしまいがちですが、販売店が返品を認めていなければ注文が取り消されることはありません。返品したい場合には、まずは販売店に連絡をしてみましょう。
通信販売を利用する際は、事前に返品・交換条件などをよく確認するようにしましょう。
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