現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の相談・消費生活の中の福岡市消費生活センターから老人ホーム入居の不審電話(令和5年1月19日掲載)
更新日: 2023年1月19日

暮らしのヒント

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(原則、毎週木曜日の朝刊に掲載)


老人ホーム入居の不審電話(令和5年1月19日掲載)

事例

  「知らない業者から『この地域に住む65歳以上の方に対し、老人ホーム入居の優先枠を案内している』と電話があった。『不要』と言うと『権利を誰かに譲っていいか』と聞かれ了承した。すると、『あとで不動産会社から手続きの電話がある』という。どういうことかわからず不安」


解説

 これは複数の人物が登場する劇場型勧誘というものです。建設会社や証券会社を名乗る者から「あなたには入居できる権利がある」と電話があり、「不要」と言うと、「入居希望の方に権利を譲ってほしい」「名義を貸してほしい」などと持ちかけてきます。了承すると、「権利を譲るためにいったん費用を払ってもらわないといけない」と要求し、「支払わないと裁判になる、警察が来る」などと冷静な判断力を奪う話もします。数年前に同様のトラブルが見受けられましたが、最近再び相談が寄せられています。
 一度電話に出てしまうと、何度も不審な電話がかかってくることが考えられます。留守番電話機能や発信者番号表示機能を利用し、番号非通知や心当たりのない番号の電話に出るかは慎重に判断しましょう。悪質商法や特殊詐欺の被害を防ぐには周囲の見守りも必要です。異変を感じたらできるだけ早く警察や消費生活センターなどへ相談しましょう。





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