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更新日: 2022年3月3日

暮らしのヒント

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退去時トラブルを防ぐには(令和4年3月3日掲載)

事例

「築20年の賃貸アパートを入居1年ほどで退去。壁や床などの補修費用や清掃代で高額な請求を受けた。入居時、壁や床は新品ではなく、指摘されたシミや傷もつけていないので納得できない」


解説

  借主は、賃貸住宅を退去して明け渡す際、元の状態に回復する必要がありますが、その費用負担をめぐってトラブルが発生することがあります。そのため、国土交通省は、費用負担のあり方について「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を作成しています。ガイドラインでは、通常の使用による損耗や経年変化によるものは貸主の負担、喫煙やペットによる汚れ・臭いなど、通常の使用方法を超える使い方によって生じたものは借主の負担とされています。
  退去時には、できる限り貸主立会いの下で部屋の現状を確認しましょう。その際、傷や汚れなどがあれば、内容をメモに残したり、修繕が必要と思われる箇所の写真を撮ったり、証拠となる記録を残すことが大切です。修繕費用を請求された場合、納得できない点は、貸主に十分な説明を求めましょう。
  トラブルを防ぐためにも、賃貸借契約時には、契約の内容や重要事項説明はよく確認し、安易に署名しないようにしましょう。




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