消費生活センターでは、悪質商法に限らず、暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則、毎週木曜日の朝刊に掲載)
「携帯電話(ガラケー)が使えなくなると通信事業者から電話やダイレクトメールが届くので、高齢の母が携帯ショップに相談に行き、契約内容をよく理解しないまま、スマートフォン(スマホ)に機種変更。うまく操作できない」
事例のように、ガラケーが使えなくなると心配になってショップに相談したら、スマホを勧められ、機種変更をしたが使いこなせない、という相談が増えています。
多くのガラケーが3G回線を使用しています。この通信回線は2022年以降、事業者ごとにサービスの提供を終了するため、3G回線対応のガラケーは使えなくなります。そこで、事業者は「ガラケーが使えなくなるのでスマホに買い替えましょう」という案内を行っています。スマホはキャッシュレス決済など、いろいろなことができる半面、タッチパネル操作のため、慣れるまでに時間がかかります。なお、今までのガラケーと同じボタン操作で使える通称「ガラホ」(見た目はガラケー、中身はスマホ)と呼ばれる4G回線対応の携帯もあります。
事業者は高齢者に対し、その知識、経験、契約目的に配意した説明を行わなければならないこととされていますが、契約前に家族や友人に相談するなど、慎重に機種を選びましょう。
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