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更新日: 2021年7月8日

暮らしのヒント

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(原則、毎週木曜日の朝刊に掲載)


中古車購入 より慎重に(令和3年7月8日掲載)

事例

 「ネットで見つけた中古車を保証なし・整備なしの現状渡しで、現金購入した。納車1週間後にエンジン不良で走行不能になった。販売店に無償修理を要求したが、有償になると言われた」


解説

 中古車販売は、古物商の営業許可があれば誰でも開業できるため、業界団体に未加入の販売店も多く、トラブルが解決しないこともあります。中古車は、前使用者の管理状況などがさまざまなので、型式・年式などのネット情報だけで判断せず、必ず店舗に出向いて実物を確認しましょう。
 なお、中古車を現状渡しで購入したとしても、販売店に責任が全く発生しないわけではありません。中古車に予想される通常使用による損耗とはいえない不具合の場合には、購入時にその説明を受けていた場合を除き、販売店に責任が発生します。この場合、販売店に対して無償修理を要求し、修理不可能な場合は売買契約を解除する権利があると考えられますが、現実には、販売店に責任を認めさせるのは簡単ではありません。安さに惑わされず慎重に選びましょう。
 販売店選びには、自動車公正取引協議会や日本中古自動車販売協会連合会など業界団体の加入有無も判断材料にしてください。




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