消費生活センターでは、悪質商法に限らず、暮らしに役立つさまざまなテーマのコラムを西日本新聞に掲載しています。
(原則、第2・第4木曜日の朝刊に掲載)
深夜、帰宅時に鍵を紛失したことに気付き、インターネット広告で「鍵の交換6千円から」と記載された業者に電話をして来てもらった。作業前に「深夜料金込みで8万円」と言われたが、仕方なくそのまま作業を依頼し支払ってしまった。
車のバッテリーが上がってしまい、ネット広告で「応急処置4千円から」と記載されたロードサービス業者に電話で依頼した。作業後、業者からバッテリー交換代として6万円を請求され、高額だと思ったが、断り切れず支払ってしまった。
緊急時に来訪を要請する「レスキューサービス」には、他にもトイレの詰まり除去や蜂の巣の駆除などがあり、高額請求されるトラブルが多発しています。広告の表示金額を大幅に上回る料金の契約をした場合、訪問販売での契約と同等に取り扱われ、クーリングオフできる可能性があります。
しかし、いったん支払ってしまうと、業者から返金を拒否されたり、そのまま連絡が取れなくなったりするなど、お金を取り戻すことは簡単ではありません。
ネットサイトの表示金額をうのみにせず、依頼する前に料金をよく確認しましょう。作業内容や請求された料金に納得できない場合ははっきりと断り、その場での支払いに応じないようにしましょう。
部署:市民局 生活安全部 消費生活センター
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