福岡市人権啓発センターでは、映画をとおして人権問題を身近に考えていただくための、人権映画会(ココロン映画会)を開催いたしました。
ご来場いただきました市民の皆さま、ありがとうございました。
一緒に笑って、たまに怒って涙して。
このありふれた毎日が宝物。
都会の古民家で寄り添って暮らす母と息子。ささやかな毎日を送っていたが、息子が50回目の誕生日を迎えた時に母はふと気づく。「このまま共倒れになっちゃうのかね?」
母親と自閉症を抱える息子が、社会の中で生きていく様を温かく誠実に描く本作。包容力あふれる母親を演じるのは、54年ぶりに主演を務める加賀まりこ。軽口を叩きながらも、小柄な身体で大きな息子の世話をする姿はとてもチャーミング。だからこそ、やがて訪れる“息子が1人で生きる未来”を案ずる横顔が、より一層切ない。息子役にはNHK連続テレビ小説「おちょやん」など俳優としても活躍中の塚地武雅(ドランクドラゴン)。地域コミュニティとの不和や偏見といった問題を取り入れながらも、親子の絆と深い愛を描き、あたたかな感動をもたらす。
父親代わりの梅の木が運んでくれた“小さな奇跡”とは・・・
山田珠子は、息子・忠男と二人暮らし。毎朝決まった時間に起床して、朝食をとり、決まった時間に家を出る。庭にある梅の木の枝は伸び放題で、隣の里村家からは苦情が届いていた。ある日、グループホームの案内を受けた珠子は、悩んだ末に忠男の入居を決める。しかし、初めて離れて暮らすことになった忠男は環境の変化に戸惑い、ホームを抜け出してしまう。そんな中、珠子は邪魔になる梅の木を切ることを決意するが・・・。(公式HPより)
1974年生まれ 福岡県太宰府市出身。
熊本学園大学卒業後、新卒で株式会社ユーコー(パチンコ店を中心に全国に事業展開)に入社。15年間で16回の全国転勤をし、9年間パチンコ店の店長を務める
2012年に脱サラ起業をし、弟である重度の自閉症の画家、太田宏介氏の作品の絵画販売・絵画レンタルを中心とする事業を創業。2022年に法人化し、ギャラリー宏介株式会社の代表取締役となる。
2013年から福岡きょうだい会で、障がいのあるきょうだいの活動を始め、2021年には全国きょうだいの会事務局長に就任。
・障がい者の兄弟のことを考えたことがなかったので、今日その話をきいて、そうだよなー、と新しい視点に気付きました。(30代)
・以前障がい者施設に勤めていたので、映画の内容が身近に感じました。もっと障がいの知識がみなさんに深まるといいなと思います。障がいの有無なく、みんなが過ごしやすい社会になってほしいと思います。(40代)
・映画はとても分かりやすくて、身近にあるような内容でよかったです。太田様の講演会では、兄弟としての立場から実体験を聞かせていただけて、とても勉強になりました。社会がもっともっと障がいを持たれている方やご家族を温かく見守り、温かく受け入れ、親身になって考えることができるようになるといいなぁと強く思いました。(50代)
・映画で、隣人がだんだん偏見がなくなっていく様子があたたかく描かれていてよかったです。ミニトークで、兄弟目線からの悩みを赤裸々にお聞かせいただいて、いろいろ考えさせられました。(60代)
令和6年2月17日(土曜日) 13時30分から15時40分(13時開場) 途中休憩あり
福岡市男女共同参画推進センター・アミカス ホール
(福岡市南区高宮3-3-1)
〒810-0073
福岡市中央区舞鶴2丁目5番1号 あいれふ8階
福岡市人権啓発センター事業推進係
TEL:092-717-1237
FAX:092-724-5162
E-mail:jinkenkeihatsu.CAB@city.fukuoka.lg.jp