(よかとこ情報探検隊のやっちゃんによる取材記事 取材日:令和6年11月27日)
昭和30年代、テレビが各家庭に普及する前は、映画が市民の娯楽としてにぎわいました。当時の福岡市内には70数館の映画館があり、西新町には7館もありました。今回はその7館を巡ってみました。(「市史だよりFukuoka」第12号より)
明治通りの新今川橋の西の英進館西新本館には東洋映劇(のち第二聚楽)
西新1丁目交差点から南に入った聚楽通りのマンションメゾン西新には聚楽座(のち西新東映、てあとる西新)
聚楽座の南の高田ビルに西新松竹(のち西新文化)
オレンジ通りのてんぐ屋西新ビルには西新中央日活(のち西新アカデミー)
西新中央商店街のあっぱれ食堂前(au,ジャンカラの入ったビル)は新聚楽
中西商店街のニシザワ(現在はダイソーなどが入ったビル)には西新東宝
脇山口交差点のドン・キホーテの一角には第二東宝(のち光映劇)
このように昭和30年代は、西新ではちょっと信じられないようなところにも映画館がありました。ところが、テレビ時代を迎え映画館は徐々に消え、平成11年9月15日の西新アカデミーのポケモン上映を最後に西新の映画館の灯がきえました。
「よかとこ情報探検隊」は、ボランティア隊員が地域の名所・旧跡やイベントなどの取材活動を行っています。