燈籠塔(とうろうとう)

福岡市早良区東入部2丁目-12


この燈籠塔、以前は重留と三郎丸の間の国道263号脇の田んぼの中にあったのですが、近年現在の場所に移設されています。
この板碑には梵語が刻まれています。
昔、脊振神社が隆盛を誇っていた当時、ここから神社に向って遥かに燈明を献じていた跡といわれていました。
しかし実は脊振山頂の東門寺の北の境界線であったと、太宰管内誌に記されています。
所領の広大さから東門寺の強大な勢力が想像できます。
ところが今から500年ほど前に対抗する西油山の天福寺僧徒によって焼かれてしまいました。
そして天福寺もまた東門寺側から攻められて焼失しました。
2大寺院の栄枯盛衰を板碑が語りかけてきます。



画像:燈籠塔



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