福岡市早良区次郎丸3丁目
福岡と佐賀を結ぶ主要道路であった旧三瀬街道沿いの次郎丸の通りには、漆喰の白壁造りの町が今尚、大切に守られて残っています。以前はこの幅員のない通りを路線バスが往来していました。
江戸時代中期から明治時代にかけて醤油や酢の醸造元、酒屋、染物屋、質屋、紺屋などが軒を連ねて賑わっていましたが、残念ながら今はどの店も廃業しています。
現在では往時を偲ばせる主屋や蔵、門、塀などが福岡市登録文化財に指定されています。また、市民を始め、校区の小学校も毎年見学に訪れるなど、地域の貴重な近代の宿場や農村の景観を伝える建築群として、福岡市の都市景観賞を受賞しています。
尚、白壁通りは道路の幅員が狭く通りに駐車場もないため、散策で訪れる際は西鉄バス(次郎丸団地、次郎丸停留所)、地下鉄七隈線(次郎丸駅)をご利用ください。