西南学院旧本館・講堂(県指定文化財)

福岡市早良区西新3丁目13-1


 西南学院旧本館・講堂は、大正9年(1918)に着工、大正10年(1921)に完成した。設計は、明治38年(1905)に来日し、昭和16年(1941)に帰化、昭和39年(1964)に永眠したアメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリーズである。レンガ積みの外壁(イギリス積み、正確にはオランダ積み)、左右対称の建物形状、窓周りに装飾を持つ重量感あるデザインを特徴としたジョージアン・コロニアル・スタイルという建築様式で、間口24m、奥行き15m、軒高10.4m、棟高15m。
当初は、中学部本館・講堂として建設されたが、その後高校講堂として使用された。平成15年西南学院中高の百道浜キャンパス移転に伴い、耐震工事・修理復元工事を行い、西南学院大学博物館として再生された。(市ホームページ「福岡市の文化財」より転載)
 また、平成27年3月には県有形文化財に指定された。


画像:西南学院旧本館・講堂(1)

画像:西南学院旧本館・講堂(2)


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