老松神社

福岡市早良区東入部


 菅原道真公が大宰府に向う途中、今宮神社に参拝された際、松を手植えされました。都落ちした自分の無念を「この松が一夜のうちに成長し古木となることがあれば、後年自分の無実が晴れるであろう」と念じて植えると、一夜で老いた松となったそうです。この松は飛松と呼ばれ、この地の呼び名になったという言い伝えがあります。
 道真公の没後、宮司が病気回復(宮司本人か嫡子かの二つの言い伝えがあります)の祈願をこの松にしたところ全快したため、その傍らに老松神社が建てられたということです。神社正面の鳥居には「梅よ遠い都へ飛んで私の心を伝えよ」と刻まれています。道真公が参拝されたという今宮神社は境内の裏手にあります。


画像:老松神社(1)


画像:老松神社(2)


画像:老松神社(3)

画像:老松神社(4)




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