菊池霊社道

福岡市早良区西新1丁目8-30


西新の飲食街の一角に石碑があります。
これには菊池霊社道(「道」の字は道路の下に埋まっていて読めません)と刻まれており、「菊池霊社へ向かう道」という碑です。
鎌倉幕府末期、幕府を倒して後醍醐天皇を擁護しようとする勢力の一人である熊本(肥後)の菊池武時が挙兵し、鎮西探題を攻撃したものの、裏切りにあって討死に終わりました。
武時の首は現在の六本松にあった馬場頭という場所に葬られたため、首塚(菊池霊社 中央区六本松3丁目12-7)となり、胴は現在の七隈に葬られて胴塚(菊池神社 城南区七隈7丁目10-1) と呼ばれました。
尚、この石碑の設置位置は唐津街道から脇山道(板屋道)に分岐する場所にあたります。
こんな街なかにも、歴史の名残を探訪することができます。


画像:菊池霊社道(1)


画像:菊池霊社道(2)



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