月城通り（松口月城）

福岡市早良区有田２丁目～３丁目

「月城通り」は医師であり漢詩家で、南画、書道など多彩な才能で多くの人々に愛された松口月城（まつぐちげつじょう）（本名：栄太、1887～1981）の功績を讃えて命名されました。明治時代にこの道沿いに松口医院がありました。14歳の月城は、朝は薬局生として働き、昼からこの道を通り、西公園まで歩いて英語の塾に通い、帰りに漢学の塾で漢文の勉強を始めました。夜は独学で基礎医学を学び、18歳で当時の最若年記録で医師の資格を取得しました。地元を無医村にしないため19歳で開業医になりました。昼夜を分かたぬ多忙な診療の傍ら地域活動にも貢献し、西福岡中学校、早良高等女学校（現在の講倫館高校）の設立にも尽力しました。

（有田まちおこし会が有田宝満神社に設置した案内看板より一部を抜粋）

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