小戸公園の中ほどにある神社です。天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つくよみのみこと)、素戔嗚命(すさのおのみこと)、住吉三神、志賀三神などが誕生した聖地とも言い伝えられます。
なお、神主が神前で祝詞をあげる時に必ず冒頭に口にする「祓い詞」の中に「掛けまくも畏き、伊邪那妓大神(いざなぎのおおかみ)、筑紫の日向(ひむか)の橘、小戸の阿波伎原(あわぎはら)に、御楔祓へ給ひし時に、生り坐せる(なりませる)祓戸の大神等」とありますが、筑紫とは福岡を、日向の橘とは日向峠近く、小戸の阿波伎原こそが今の小戸の浜であると言われています。
また、神功皇后の伝説にまつわる「安産石」、「鎧掛けの松」、「お膳立て」などもあります。