天神に誕生! 若い起業家を支援する新スポット「スタートアップカフェ」

『妖怪ウォッチ』を生んだ株式会社レベルファイブをはじめ、勢いのあるベンチャー企業が集まる福岡市。昨今、街ぐるみで起業をバックアップする流れが加速しています。

平成24(2012)年、福岡市は「スタートアップ都市ふくおか宣言」を発表。現在、安倍内閣が推進する「国家戦略特区(グローバル創業・雇用創出特区)」にも選ばれており、“日本のシリコンバレー”を目指し、デジタルコンテンツビジネスにも力を入れ、現在進行形で様々な起業支援事業を展開中です。

そんな中、平成26(2014)年10月11日に中央区今泉1丁目の「TSUTAYA BOOK STORE TENJIN」内に、福岡市が主導し新たな“支援基地”として「スタートアップカフェ」がオープンしました。

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運営を手掛けるのは、TSUTAYAなどを手掛ける「CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)」。CCCといえば、同じく民間への業務委託という形で、図書館内にスタバを併設するなどして話題になったあの会社。

今回オープンした同スペースでは、専門のスタッフにスタートアップに関する様々な相談ができるのはもちろん、セミナーや勉強会、ビジネスマッチングイベントなども随時開催されていく予定です。まさしく、起業に必要な機能を詰め込んだ、スタートアップコミュニティの交流拠点となります。

福岡市は「仕事をしていないが就職を希望している人」のうち「起業を希望する人」の割合は5.6%と、人口100万人以上の大都市中では第2位。また、「仕事をしていて転職を希望している人」のうち、同じく起業したいと考えている人は9.3%と第3位にランクインしています。

そんな「夢を叶えたい」という若者の希望を、スタートアップカフェという形で応える福岡市。今後も新たな価値が生まれ続けていくことでしょう。