下水道の日は1961年(昭和36年)、著しく遅れているわが国の下水道の全国的な普及(当時の普及率6%)を図る必要があることから、当時の下水道を所管していた建設省、厚生省などが協議して「全国下水道促進デー」として始まり、日本における近代下水道の基である旧下水道法が制定された1900年(明治33年)から100年を経過した平成13年に、近年の下水道に対する認識の高まりとともに、より親しみのある名称として「下水道の日」となりました。
9月10日と定められたのは、下水道の大きな役割のひとつである「雨水の排除」を念頭に、台風シーズンである210日を過ぎた220日(立春から数えて)が適当であるとされたことによります。
毎年、夏休み期間中に、下水道の役割や仕組みなどについて、体験しながら楽しく遊んで学べるイベントを実施しています。わかりやすく市民の皆様にご理解していただけるよう、様々な広報事業を実施しています。
令和4年度は「下水道たんけん企画」動画の配信を行いました。
また、8月21日(日曜日)には、キャナルシティ博多でイベントを行い、多くの市民の方にご来場いただきました。イベントでは、下水道の仕組みや役割を学びながら楽しく遊べる体験ブースを実施し、どのブースも大盛況のうちに幕を閉じることができました。
画像をクリックすると動画が見れます。
※令和4年度の様子
毎年、夏休み期間中に、日頃見ることができない下水道の施設を見学(たんけん)して、下水道の役割や汚れた水がどのように処理されるかを学習するイベントです。【対象:小学3年生から6年生とその保護者】
令和4年度は、7月29日(金曜日)に開催しました。
山王雨水調整池では、普段入ることができない巨大地下空間をたんけんしながら、大雨の時にも、私たちの暮らしを守るための努力や工夫がされていることを学んでいました。
山王雨水調整池
下水道博物館では、ゲームで楽しみながら下水について学び、西部水処理センターでは、見学や実験を通じて、水がきれいになる仕組みなどを勉強しました。
下水道博物館
西部水処理センター
施設の見学を通して、身近な生活にかかわる下水道に関心を抱くことができ、教科書では学べない、忘れられない学習実体験となったようです。