福岡市西区西部地域では、九州大学移転による学術研究都市づくりが進められており、地域の人口増加に伴う汚水量の増大が見込まれています。
西区小戸には西部水処理センターがありますが、増大する汚水を処理するには、将来的に能力が不足するので、西区大字田尻に新西部水処理センターを建設し平成26年3月に供用を開始しました。
新西部水処理センターでは、下水を処理した水が流れ込む今津湾の生態系に配慮した高度な下水処理を行っております。
詳しい処理能力等は下記をご覧ください。
→建設目的及び環境モニタリングの必要性 (756kbyte)
新西部水処理センターでは、下水を処理した水を瑞梅寺川に放流します。
瑞梅寺川は今津湾に流れ込む川で、その河口には絶滅が危惧されるクロツラヘラサギなどの生物が多数生息する今津干潟があります。
このため、新西部水処理センターの放流開始に当たっては、放流による影響を把握し、自然環境を守るため、環境モニタリング(環境監視)を実施しています。
干潟は特殊な自然環境であり、モニタリング(監視)に当たっては分野ごとの専門的な知見が必要です。
このため、モニタリングの評価結果等の内容について、専門的な見地から指導・助言を受けるための委員会を設置しています。
委員会の内容については、随時このホームページに情報を掲載します。