福岡市の下水道は、高度経済成長期や政令指定都市となった昭和40年から50年代に整備が集中しており、老朽化が進む施設については、アセットマネジメントによる計画的な改築更新を着実に進め、良質な下水道サービスの持続的な提供に取り組んでいます。
下水道は、市民の安全や快適なくらしを支えるライフラインですが、都心部の主要施設は、大量の下水が常時流れており、また、ポンプ場の用地も狭いため、現位置での改築更新が困難であることから、用地を取得したうえで新たな施設を整備し、既存施設は将来的に廃止する『再構築』を進める必要があります。
そこで、都心部のポンプ場や幹線管渠などについては、複数の施設を計画的かつ効率的に再構築するとともに、地震や洪水、高潮などの自然災害へ備えるための下水道施設の強靭化や、那珂川および博多川の環境改善等を図る『都心部下水道主要施設再構築プラン』に取り組みます。
施設名 | 計画 |
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中部水処理センター (汚水ポンプ) |
揚水能力 毎秒7立方メートル |
福岡中央ポンプ場 | 揚水能力 毎秒18立方メートル |
那珂川遮集幹線 | 直径 2,000ミリメートル、延長 約1,900メートル |
那珂川幹線 | 直径 3,500ミリメートル、延長 約1,900メートル |
第四遮集幹線 | 直径 2,600ミリメートル、延長 約3,800メートル |
位置図