水質の自主管理,施設の維持管理について
水質の自主管理について
再生水につきましては、外観、臭気、水素イオン濃度、大腸菌,残留塩素の5項目について基準を設け安全な再生水の供給に努めています。
なお、お客様の手元に届いた後の再生水については、貯水槽やその他給水設備の状況により水質が劣化するおそれがありますので、お客様自身で適切に維持管理していただく必要があります。
残留塩素測定時の注意点(DPD法による場合)
- 中央区、博多区、早良区のお客様(中部水処理センター供給地区:供給元が全塩素で水質管理しています)
→ 「全塩素用」試薬を使用して下さい。 - 東区のお客様(東部水処理センター供給地区:供給元が遊離塩素で水質管理しています)
→ 「遊離塩素用」試薬を使用して下さい。
※地区により、使用する残留塩素試薬が異なりますのでご注意下さい。
※測定は、試薬の取扱説明書のとおり行って下さい。
(参考)再生水の水質基準(福岡市再生水利用下水道事業に関する条例施行規則第5条)
項目 |
基準値 |
外観(色度,濁度) | 不快でないこと |
臭気 | 不快でないこと |
水素イオン濃度 | 指数5.8~8.6まで |
大腸菌 | 検出されないこと |
残留塩素 | 保持されていること |
※再生水の水質に関しましては,お客様のお手元に届いた後(=大気解放後=貯水槽に入った後)はお客様自身で適切に維持管理していただく必要があります。
施設の維持管理について
1.受水槽
安全で良好な再生水を使用していただくため、貯水槽は年1回以上清掃することをお勧めします。
建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称:ビル管理法)の特定建築物に該当する場合は法に基づいた管理をお願いします。
再生水の施設内の滞留時間は4時間以内を原則としております。滞留時間が極力短くなるよう調整を
お願いします。
2.定期的な防虫網等の確認
防虫網はコーキング等で固定して、破れがないかなど定期的に確認して下さい。
3.再生水使用表示
便器には再生水を使用している旨を表示して下さい。
※福岡市の「再生水表示シール」は無償で提供していますので、道路下水道局施設管理課
TEL:092-711-4516 までご連絡下さい。
大・小便器用

洗浄機能付便座用
4.メーター管理
再生水メーターは使用水量を計量する大切なものであり、計量法で有効期間(8年)と定められているため定期的に取り替えています。メーター検針、取り替え等に支障とならないように適切な管理をお願いします。
再生水のメーターは、定期的に異常がないか確認してください。
メーターが動いていない場合や使用量が通常より極端に少ない場合は、故障している可能性がありますので道路下水道局施設管理課(TEL:092-711-4516)までご連絡ください。
使用量が極端に多い場合は、漏水の可能性がありますので、至急施設内の点検を行っていただき、漏水がないか確認をお願いします。
<お問合わせ>
道路下水道局 下水道施設部 施設調整課 福岡市中央区天神1丁目8の1
TEL: 092-711-4516 FAX: 092-711-1875 E-mail: saiseisui.todokede@city.fukuoka.lg.jp