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更新日: 2020年7月13日

排水槽による臭気防止対策

建築物の排水槽(ビルピット)の排水が溜まったままの状態になると、排水の腐敗が進行し、硫化水素などの悪臭物質が発生します。
道路下水道局では、ビルピットによる臭気防止対策として平成18年9月「排水槽の構造及び維持管理に関する指針(37KB)pdf」を定め、構造及び維持管理について指導を行っています。
排水槽の所有者・管理者及び設計・施工者の皆さまには、この指針に基づき排水槽からの悪臭防止にご協力をお願いします。

悪臭発生のメカニズム(合流式下水道区域)


画像:悪臭発生のメカニズム(合流式下水道区域)のイメージ


排水槽を新設または改築する場合は、次のことなどに注意し設置してください。

  • 排水槽の底部に吸込みピットを設け、ピットに向かって15分の1以上、10分の1以下のこう配を設ける。
  • 排水槽には、水位制御のほかにタイマー制御の装置を設置する。
  • 臭気発生のおそれのある排水調整槽には、腐敗防止のため曝気装置、撹拌装置(または併設)を設置する。

既存の排水槽で悪臭発生のおそれのあるものは、次のとおりに改善をお願いします。

  • 適正な容量・構造に改築する。
  • 即時排水型に改修する。
  • 曝気装置、撹拌装置(または併設)を設置する。
  • 排水補助ポンプを設置し、停止水位を低く設定する。
  • ポンプの始動水位を低く設定し、または、タイマー制御を併用し、汚水が長時間滞留しないようにする。
画像:汚水を溜めない、腐敗させない改善例のイメージ


維持管理について

  • 排水調整槽を除き、排水ポンプの運転間隔は2時間以内になるようにする。
  • 排水槽の点検・清掃は年2回以上行う。
  • 排水槽へ流入する排水系統の阻集器の維持管理は適切に行う。
  • 排水槽の正常な機能を阻害するようなものを流入させない。
  • 清掃時に発生する汚泥は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づいて適正に処分し、公共下水道等に投棄しない。

維持管理について

排水槽を新設もしくは改築しようとする場合には届け出が必要です。
以下の書類を、排水設備指定工事店を経由して道路下水道局まで提出してください。

  • 「排水設備新設等計画確認申請書」
  • 排水槽の構造、運転方法等を記載した「排水槽設置(改築)届」及び関係資料

<お問い合わせ>

道路下水道局 管理部 下水道管理課 福岡市中央区天神1丁目8番1号
TEL: 092-711-4534FAX: 092-733-5596E-mail: gesuikanri.RSB@city.fukuoka.lg.jp

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