下水道の普及率

福岡市の近代的下水道の整備は、昭和5年に都市計画事業認可の取得を得て博多・千代部の建設に着手したことに始まりました。その後、第二次世界大戦による事業中止や戦災復興による財政逼迫、昭和28年の大水害など、困難な局面も多々ありましたが、快適な生活環境の確保、公共用水域の水質保全、都市浸水対策など、下水道の整備は市民生活に深く関わっていることから、福岡市では下水道事業を市政の重要施策の一つとして掲げ、推進してきました。この結果、令和4年度末には、下水道処理人口約163万人、福岡市に住む人の99.7%が下水道を利用することができています。(農業、漁業集落排水を含めると99.9%)