道路舗装の下にできた空洞は、陥没事故につながる原因となることから、福岡市では路面下空洞調査を実施しております。空洞を早期に発見し、陥没事故につながる前に対策を行うことで、安全・円滑な交通を確保して、災害に強いまち、安全・安心なまちをつくります。
地中レーダ技術を利用した路面下空洞探査車を使用します。
地中レーダを搭載した路面下空洞探査車で道路を走行することによって、空洞の可能性がある箇所を検知する概略調査です。
路面下空洞探査車は、一般交通と同じ速度で走行するため、交通に支障をきたすことなく、かつ非破壊で調査を実施することができます。
一次調査の結果、空洞の可能性がある箇所について、ハンディ型地中レーダで詳細な調査を行い、空洞の可能性があると判定した箇所については、小さな穴をあけてカメラを挿入し、空洞の状況を直接確認します。
福岡市では、蓄積した調査結果のデータ等をもとに優先度を設定し、毎年、計画的に路面下空洞調査を実施しています。
年度 | 調査路線延長(km) | 発見できた空洞数(箇所) |
---|---|---|
令和2年 | 109.7 | 116 |
令和3年 | 107.3 | 84 |
令和4年 | 105.3 | 76 |
令和5年 | 101.8 | 54 |
令和6年 | 103.4 | 58 |