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更新日: 2021年3月29日

水道水源かん養機能  ~水は森林から生まれる~

「緑のダム」と呼ばれる森林のはたらきを、知っていますか?


水道ボーイフクちゃんの画像



雨水貯留及び洪水緩和機能

森林に降った雨水を土壌に浸透させ,洪水や渇水を緩和します。

 森林土壌は、落ち葉などの堆積でできた腐葉土の中でミミズ等の土壌生物や微生物が活動することで、スポンジのような構造になっています。
 このため、浸透性や保水性に優れていて、森林の土壌は一時的に雨水を森林に貯えたり、また、貯えた雨水がゆっくりと河川に流出することで、洪水や渇水を緩和します。



雨水の浸透能の違いのイラスト





水質浄化機能

きれいでおいしい水を、私たちに与えてくれます。

 森林に降った雨水は、空気中のちりなどで汚れていますが、森林の土壌に浸透し最後に河川に流出するまでに、窒素やリンなどの富栄養化の原因となる物質が、森林の土壌が持つ浄化作用により、ろ過・吸着・分解され、きれいな水になります。
 また一方で、おいしい水の条件であるミネラル分は、バランスよく溶け出します。
 このように、森林は綺麗でおいしい水を作る働きがあります。



物質含有量の違いのイラスト


その他の機能


土砂流出防止機能

山崩れなどを防いでいます。

 森林の土壌は、樹木や下草、落ち葉に覆われていて、雨のしずくの衝撃を吸収したり、直接地面に当たらないことで、土砂の流出を防ぎます。
 また、樹木の根が地中に深く伸びて拡がり、土砂を押さえることで、山崩れが起きにくくなります。



流出土砂量の違いのイラスト





関連情報

  

  水源かん養林の整備計画
  企業・団体による水源の森づくり
  水源地域との交流事業
  福岡市市民団体水道水源かん養等活動助成金
  水源林ボランティアの活動紹介