檀一雄文学碑
「モガリ笛 いく夜もがらせ 花二逢はん」
作家の檀一雄は、太宰治らとともに「無頼派作家」と呼ばれ、長編小説「火宅の人」が、読売文学賞・日本文学大賞などを受賞しました。糸島半島の小田浜に住んでいたころに、妻・律子を亡くし、その妻をテーマにした連作「リツ子•その愛」「リツ子・その死」は高い評価を受けました。
文学碑は、その小説の舞台となった糸島半島を臨む場所に建てられ、檀一雄が亡くなる5日前に、春を待つ思いを詠んだ句が刻まれています。毎年5月第3日曜日に、文学碑の前で「花逢忌(かおうき)」が行われ、大勢の人が彼をしのぶために訪れます。
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