第20回福岡市史講演会「戦前日本の政党政治と福岡の政治家」
教科書などで「最初の政党内閣」とされる第一次大隈内閣(隈板内閣、明治33年)は、自由党と進歩党(旧改進党)が合同してできた憲政党(明治31年)による内閣ですが、この大合同を裏面で画策したのが平岡浩太郎です。大隈内閣は間もなく瓦解し、憲政党も分裂しますが、旧自由党系を中心とする新憲政党は伊藤博文を党首とする立憲政友会を組織します。一方、福岡を拠点とした政治結社である玄洋社とその周辺の人々は、桂太郎による立憲同志会を経て憲政会(のち立憲民政党)に参加しました。福岡においてその中心人物となったのが中野正剛です。
今回の講演は、近年公開が進んだ新しい史料を用いて、戦前日本の政党政治の展開の中で、福岡の政治家がどのような国家のあり方を模索したかを明らかにします。
令和7(2025)年12月21日(日曜日)13時30分から16時(予定) 開場13時
講演 「平岡浩太郎と明治国家構想」
講師 季武 嘉也 氏 (すえたけ・よしや 創価大学 名誉教授)
1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。専門は日本近代政治史。 創価大学文学部教授を経て現職。主な著作は『大正期の政治構造』(吉川弘文館、1998年)、共著『日記で読む近現代日本政治史(史料で読み解く日本史2)』(ミネルヴァ書房、2017年)、『戦前日本の選挙と政党』(吉川弘文館、2025年)。
講演 「大正・昭和期の政党と玄洋社人脈の変遷―中野正剛を中心に」
講師 有馬 学 氏 (ありま・まなぶ 九州大学名誉教授、福岡市史編集委員会委員長)
1945年北京生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。専攻は日本近代史。九州大学大学院教授、福岡市博物館総館長を歴任。2005年、福岡市史編集委員会立ち上げとともに委員長に就任。著書は、共著『福岡県の近現代』(山川出版社、2021年)、『「戦後」を読み直す 同時代史の試み』(中央公論新社、2024年)など。
■往復ハガキ ※1枚で2名まで 2025年12月7日(日曜日)消印有効
往信・返信に必要事項をご記入の上、下記の申込先までお送りください。
・往信ハガキ:氏名・住所・電話番号 ※2名の場合は氏名のみ2名分記入してください。
・返信ハガキ:申込者(代表者)の郵便番号・住所・氏名を記載
・申込先: 〒814-0001 福岡市早良区百道浜3丁目1-1 福岡市博物館 市史編さん室 市史講演会係
■メールフォーム ※1回で2名まで
下記申し込みフォームからご応募ください。
第20回福岡市史講演会 参加申し込みフォーム
※メールアドレスが必要です。
※申し込みが完了しても自動返信メールは送られません。
※2025年12月7日(日曜日)23時59分までとなります。
■メール ※1通で2名まで
PCまたは携帯メールにて、下記の必要事項を入力して申込先メールアドレス宛にお送りください。
・メールタイトル:「市史講演会申し込み」
・本文:申込者の住所・氏名・電話番号・メールアドレスを記載
※2名のご参加をご希望の場合は、本文中に同行者のご氏名も入力ください。
・申込先:
shishi.EPB@city.fukuoka.lg.jp
※携帯メールからお申し込みになる場合は、市史編さん室からの回答メール(2000字程度のテキストメール/当日の入場券を兼ねる)が受信できる機種に限ります。
申し込み締め切り: 2025年12月7日(日曜日)
※往復ハガキでお申し込みの場合は同日の消印有効
※抽選結果は、お申し込みいただいた方全員に、令和7年12月12日(金曜日)前後にハガキまたはメールにてお知らせいたします。
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