貴重な水を無駄なく有効に利用するとともに、漏水による道路陥没などの二次災害を未然に防ぐため、節水型都市づくりの重要な施策として計画的な漏水防止対策に積極的に取り組んでいます。
具体的には、漏水を早期に発見するための漏水調査や、給水管の漏水対策として応急修理や給水管の取替えなどを行っています。
また、発見された漏水は、24時間の修理体制により迅速な対応を行っています。
公道部に埋設された配水管や給水管からの漏水を早期に発見するため、専用の機器(音聴棒や相関式漏水探知器など)を使って計画的に漏水調査を行っています。
漏水調査は、次の方法で実施しています。
音聴棒や漏水探知器を用いて、道路の下の漏水音を人の耳で聞いて漏水を発見する方法です。
鉄道や幹線道路等の下に深く埋設されている配水管など、漏水音を人の耳で直接聴き取ることが困難な箇所については、相関式漏水探知器※を用いて漏水調査を行っています。
※相関式漏水探知器
仕切弁・消火栓など2箇所にセンサー(増幅器)を設置し漏水音を探知するほか、漏水があった場合には、漏水箇所から2箇所のセンサーに伝わるまでの漏水音の伝播時間差により距離を算出し、漏水を探知する装置。
部署:水道局 保全部 保全調整課
住所:福岡市博多区博多駅前1丁目26番の1
電話番号:092-483-3183
FAX番号:092-472-9849
E-mail:hozenchosei.WB@city.fukuoka.lg.jp
給水管は、お客さまの財産ではありますが、市内における漏水のうち、9割以上が給水管からの漏水であることから、給水管の漏水対策を行っています。
公道部の修理に加え、所有者からの依頼により、公私境界から水道メーターまでの自然漏水について応急修理を行っています。ただし、容易に掘削・取壊し及び復旧ができない塀、樹木、タイル等、給水装置と直接関係がないものに関する工事は行っていません。
なお、直結増圧式給水など建物内に水道メーターがある場合は、修理範囲が宅地部の第1止水栓までとなります。
詳しくは、【関連情報】給水装置はあなたの財産です をご参照願います。
老朽化が著しい給水管やガス管と交差する給水管の取替えを行っています。
・公道部から水道メーターまでの間で自然漏水が発生した場合は、応急修理を行いますが、老朽化が著しく応急修理後も再び漏水が発生するような給水管は、新しい管への取替えを行っています。
・給水管からの漏水が原因となって、サンドブラスト現象※によりガス管を損傷しガスの供給が停止するなどの二次災害を防止するため、ガス管と交差する給水管の取替えを計画的に行っています。
※サンドブラスト現象
水道管からの漏水で噴き出した水が周辺の砂を巻き上げて、近接したガス管など他の埋設物に吹き付け、やすりで削るように管に穴を開ける現象のこと。穴が開いたガス管の中に水が流入し、周辺のガス供給が停止するなどの二次災害を招く場合がある。
漏水のご連絡は【関連情報】漏水(水漏れ)や水が出ないときは をご参照願います。
部署:水道局 保全部 節水推進課
住所:福岡市博多区博多駅前1丁目28番の15
電話番号:092-483-3137
FAX番号:092-436-7841
E-mail:sessui.WB@city.fukuoka.lg.jp