環調第196号
平成24年7月25日
福岡県知事 様
(環境部自然環境課)
福岡市長 高島 宗一郎
(環境局環境監理部環境調整課)
「福岡都市計画道路1・4・8号自動車専用道路アイランドシティ線」環境影響評価準備書に係る環境の保全の見地からの意見について(回答)
平成24年5月29日付24自第322号にて照会のありました標記の件について、下記のとおり回答いたします。
事業実施段階において、施工計画を精査し、環境影響評価の予測条件と相違があり、環境影響が著しくなるおそれがある場合には、予測を実施したうえで、適切な措置を講ずること。
供用後に自動車の走行によって発生する二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び騒音については、将来計画交通量や周辺のまちづくりの状況の変化等、予測の不確実性が考えられるため、事後調査を実施し、環境影響が著しくなるおそれがある場合には、適切な措置を講ずること。
渡海部に仮桟橋や橋脚等が設置されることで、100m水路部の流況が変わり、水の濁りによる水質への影響のおそれがあるため、事後調査を実施し、環境影響が最小限になるよう適切な措置を講ずること。
都市計画対象道路が上空を通過する香椎浜北公園については、今後、事業実施に伴う公園再整備により、利用者の増加が期待されることに配慮して環境保全措置また事後調査を実施し、より快適な利用が促進されるように検討すること。また、環境保全措置として掲げられている「構造物(橋梁等)の形式、色彩の検討」については、地域住民等の意向や専門家の意見を踏まえつつ、検討を行うこと。
福岡市においては、福岡市地球温暖化対策地域推進計画等により、全市的に温室効果ガス削減施策を推進していることに鑑み、事業実施段階において、他の道路事業における取組状況も踏まえ、効率的な施工計画の検討による温室効果ガス排出量の削減等及び供用後の温室効果ガス排出量削減の対策に努めること。