現在位置:福岡市ホームの中のくらし・手続きの中の環境・ごみ・リサイクルの中の福岡市の環境の中の環境保全・自然環境の中の福岡市の環境影響評価の中の実施状況から西鉄天神大牟田線雑餉隈駅周辺連続立体交差事業環境影響評価準備書についての市長意見書
更新日: 2011年3月9日

西鉄天神大牟田線雑餉隈駅周辺連続立体交差事業
環境影響評価準備書についての市長意見書



 

環調第536号
平成19年12月19日

都市計画決定権者 福岡市
福岡市長 吉田 宏 様
(都市整備局都市計画部鉄軌道計画課)

福岡市長 吉田 宏
(環境局環境対策推進部環境調整課)

西鉄天神大牟田線雑餉隈駅周辺連続立体交差事業
環境影響評価準備書についての市長意見書

 平成19年9月26日に提出された西鉄天神大牟田線雑餉隈駅周辺連続立体交差事業環境影響評価準備書について,福岡市環境影響評価条例第33条第2項及び福岡市環境影響評価条例施行規則第35条の規定により読み替えて適用される福岡市環境影響評価条例第19条第1項に基づき,下記のとおり環境の保全の見地からの意見を述べます。

 本事業は,市街化の進んだ地域における鉄道施設の連続立体交差事業であることから,周辺の生活環境への影響に十分配慮する必要がある。都市計画決定権者は,環境影響評価準備書において,概ね適切に環境配慮について検討を行っているものと認められるが,以下の事項については,事業の実施段階において適切に施行すること。

  1. 方法書についての環境の保全の見地からの意見を有する者の意見及び市長の意見に対する都市計画決定権者の見解として示された環境保全措置等については、事業の実施段階で適切に実施すること。
  2. 工事中の騒音については,夜間工事の実施も予定されていることから,工事区間及びその周辺に対する騒音影響の低減には特に配慮して工事計画を検討すること。また,事業実施区域に住居が近接している区域では,周辺の住居の状況により,工事の実施の際には高さ方向への影響も考慮して環境保全対策を検討すること。
  3. 供用時の列車の走行による騒音については,現在の予測方法では必ずしも十分な影響の予測結果が得られない可能性があるため,事後調査により状況を把握し,必要に応じて追加の環境保全措置を検討すること。