城南区のあらまし・シンボルマーク・シンボルロードに関して、ご紹介します。
昭和57年5月10日に旧西区から分区してできた城南区は、福岡市のほぼ中央部に位置し、都心に近く自然に恵まれた住宅・文教地区です。
かつては農地が広がり、区内に点在するため池はその名残をとどめています。南部に広がる油山は都心に近い貴重な森林地帯で、市民の森などがあり多くの市民の憩いの場として親しまれています。ここを源流とする樋井川が、区内を南北に流れ博多湾へと注いでいます。
戦後、大規模な住宅団地の建設が進み、人口密度も高く、今後は急速に高齢化が進行すると見込まれています。
また、区内には福岡大学、中村学園大学の2つの大学があり、その周囲は多くの学生による活気にあふれています。学生をはじめとする単身者が多く、人口移動も多いのが特徴です。
交通体系の整備が区の急務とされていましたが、平成17年2月3日に地下鉄七隈線が開通し、加えて福岡外環状道路、都市高速5号線も整備されました。
また、「西南杜の湖畔公園」「西の堤池」などは市民の憩いの場として親しまれ、区として今後の発展が見込まれます。
項目 | 合計(人) | 男性数(人) | 女性数(人) | 面積 (平方キロ メートル) |
世帯数 (世帯) |
---|---|---|---|---|---|
城南区 | 132,864 | 62,325 | 70,539 | 15.99 | 67,367 |
福岡市 | 1,612,392 | 761,148 | 851,244 | 343.46 | 831,124 |
全市に対する割合 | 8.2% | 8.2% | 8.3% | 4.7% | 8.1% |
※人口、世帯数は、令和2年国勢調査帳調べ
※面積は、令和2年10月1日現在、全国都道府県市区町村別面積調べ
城南区の”J”をシンボル化し区民相互の連帯感と未来に伸びゆく様を表しました。濃紺は油山を源とする樋井川と文教地区をイメージしたものです。
(制定の経緯)
昭和63年9月28日に市制100周年を記念して、区民に親しまれる区役所づくりと区民意識を高めようと区の象徴として制定しました。城南区をはじめ福岡市各区のシンボルマークは、一般公募し寄せられた作品2,158点の中から審査を行い選定しました。
城南区役所では、鳥飼梅林線の中村大学前交差点と福岡外環状道路を結ぶ区間(下の地図の赤い部分)を「大学のあるまちづくり」を進める「(城南区の)シンボルロード」と位置づけ、大学・学生・地域と連携した活気のあるまちづくりに取り組んでいます。
シンボルロードの愛称は、平成17年4月、市民の皆さんの1,117件の応募の中から、「城南学園通り(じょうなんがくえんどおり)」と決まりました。