長野県安曇野市との交流は、平成元年アジア太平洋博覧会(よかトピア)の「東区の日」を契機とし、「海と山の出会いを求めて」をキャッチフレーズに、古代、志賀島の海洋民族「あづみ族」が移住したと伝えられる安曇野地方との交流を、千数百年の時を経て現代に復活するという歴史ロマンの実現を目指し、始まりました。志賀海神社・穂高神社の協力を得て、平成6年11月3日に旧穂高町と友好交流推進協定を締結。旧穂高町の安曇野市への合併以降も友好交流を継続しており、延べ1,000人以上の市民が交流をしています。
福岡市東区と安曇野市との友好交流推進協定書 (378kbyte)![]()
集団生活を通じて郷土の歴史や文化、風俗、風習などを学びあいながら、生まれ育ったまちへの郷土愛を培うとともに、歴史的に深く結ばれた東区と安曇野市の青少年の友好を深め、豊かな個性と広い視野を持った青少年の健全な育成を図るために平成3年度から相互訪問を行っています。

東区の青少年10名を安曇野市へ派遣し、現地の小中学生と共にあづみ族に由来する各所などを訪問し、交流を図りました。




安曇野市より小中学生7名を受け入れ、東区の青少年と福岡市内で交流を行いました。







博多どんたく港まつり東区演舞台では、「安曇野市どんたく隊」に登壇いただき、賑わいを添えていただいています。各都市パレードにも参加されています。

長野県安曇野市を訪問し、志賀海神社禰宜による講演会を行いました。
第1部と第2部の間には東区子ども会ジュニアリーダーによるビデオメッセージ上映を行いました。
講演会場は約200席のホールでしたが、座席の追加や立ち見が必要になるほどの盛況で、非常に多くの安曇野市民の方が関心をお持ちでした。


安曇野市は、北アルプス連峰の麓に位置し、燕岳、大天井岳、常念岳などの3千メートル級の山々、澄んだ空気やきれいな水など自然豊かなまちです。平成17年に、豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町が合併して誕生し、標高550メートルから650メートルの地域に、約9万5千人が生活しています。市内を約15キロメートルに渡り流れる農業用水路「拾ケ堰(じっかせぎ)」は、約200年前に人々の努力により掘削され、現在の農業の発展に寄与している他、絶景を楽しめるサイクリングスポットにもなっています。環境省が定める「名水百選」にも選ばれた美しい湧水により、日本一の生産量を誇るわさびや、ニジマス、信州サーモンが育ち、日当たりの良い山麓ではりんご栽培も盛んです。また、冬には白鳥が飛来し羽を休める姿は安曇野の冬の風物詩となっています。安曇野穂高温泉郷や、個性豊かな美術館、国営アルプスあづみの公園など、観光スポットも多く、「朝が好きになる街」としても愛されています。



◆安曇野市の市政だよりや観光情報・イベント情報などの冊子を、なみきスクエア(新ウィンドウで表示)や東区役所2階で配布しています。