本殿・拝殿・楼門・鳥居は国指定の重要文化財です。本殿に至るまでの参道は心休まる雰囲気が漂い、散歩を楽しむ市民の姿も見られます。「玉せせり」や「放生会」の祭りには多くの観光客や参拝客が訪れます。
志賀島は「漢委奴国王」と刻まれた金印が発掘された場所として、歴史上重要な意味を持つ地です。金印公園から博多湾を望み、遠くアジア大陸に思いを馳せると、古代のロマンに浸れる空間です。
名島城は、豊臣秀吉の九州平定後、筑前領主となった小早川隆景が秀吉の命により、1588年に築城しました。その後、藩主、黒田長政が福岡城を築城したため、廃城になりました。跡地は公園として整備されています。
約3500万年前のカシ属の樹木が化石になったもので、長さ10メートル、直径60センチの円柱形の細長い石が9個に折れた状態になっています。区で唯一の、国の天然記念物(地質鉱物)です。
箱崎・馬出地区の旧唐津街道(県道21号線)沿いは、明治・大正時代から残る魅力的な町家が点在し、町家文化遺産の宝庫と言われています。写真はベンガラ漆が美しい国登録有形文化財「箱嶋家住宅」です。
東区歴史ガイドボランティア連絡会(愛称:さんぽ会)の協力のもと、史跡の解説や位置図等を掲載したものです。「箱崎・馬出」「香椎」「和白」「志賀島・西戸崎」「名島・多々良」があります。
平成20(2008)年に設立された市民ボランティア団体です。東区内の歴史や文化・伝統について多くの市民に知ってもらい、次世代に伝えていくことを目的に活動を行っています。