

新修 福岡市史 ブックレット・シリーズ⑤ 弥生・古墳時代
『金印と倭国の成立』
著者:宮本 一夫
A5判/並製本/オールカラー208頁
頒価 2,200円(税込)
『ブックレット・シリーズ⑤ 金印と倭国の成立』概要
弥生・古墳時代の対外交流
『ブックレット・シリーズ④ 縄文時代のタネとムシ』と同時刊行する『⑤ 金印と倭国の成立』では、時代はさらに下り、弥生・古墳時代の福岡が中心となっています。
古来より福岡はその地理的特色を活かして、朝鮮半島や中国大陸との対外交流が非常にさかんでした。人やモノが続々と往来するなかで、この地がどのように変化してきたのか、「金印」がもたらされた当時の背景がどのようなものだったのか、本書では詳しく語っています。
また、弥生・古墳時代は、稲作を中心に社会が形成されていき、日本の古代国家の基礎が築かれた時代です。福岡や北部九州の位置づけはより重要なものとなり、交易・外交・防衛などさまざまな意味を持つことになりました。
そうした福岡の転変の時代を、考古資料をもとにグローバルな視座で見つめなおし、精緻に描き出した一冊となっています。
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第1章 農耕社会の始まり
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第2章 青銅器の到来
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第3章 鍛冶と長距離交易
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第4章 中継交易拠点としての福岡平野
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第5章 沖ノ島祭祀と福岡平野
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第6章 那津官家と筑紫大宰
著者紹介
宮本 一夫(みやもと かずお)
四川大学文科講席教授、九州大学名誉教授。1958年島根県生まれ。
京都大学大学院修士課程修了。京都大学助手、愛媛大学助教授、九州大学教授を経て現職。2005年より福岡市史編集委員会編集委員および考古専門部会部会長に就任。
著書に『東北アジアの初期農耕と弥生の起源』(同成社、2017年)、『東アジア青銅器時代の研究』(雄山閣、2020年)、『東アジア初期鉄器時代の研究』(雄山閣、2023年)など。2003年、第16回濱田青陵賞を受賞。2018年、アメリカ芸術科学アカデミーの外国人名誉会員に選出。
目次
プロローグ
第1章 農耕社会の始まり
1-1 縄文から弥生へ
縄文晩期農耕の始まり/弥生時代の始まり/支石墓の到来/弥生時代開始期の実年代/環濠集落の出現/木棺墓の登場/磨製石棺と初期農耕伝播二重構造モデル
1-2 弥生時代の始まり
板付式土器の成立/弥生文化と日本語/弥生時代の始まりと社会の変化
1-3 早良平野と福岡平野の弥生文化の始まり
水田稲作の始まり/福岡平野・早良平野の弥生時代早・前期における遺跡の変遷
1-4 弥生時代の拡散
板付式土器・遠賀川式土器文化の広がり/磨製石剣と紡錘車の西日本への拡散/紡錘車の拡散/弥生文化の東漸
1-5 日本農耕文化の成立
第2章 青銅器の到来
2-1 弥生時代前期の対外交流
燕の東進/鶴崎遺跡出土の燕山青銅短剣と小郡出土東周式銅戈
2-2 弥生時代前期末~中期初頭の変容
甕棺墓の出現/縄文系文化の揺り戻し
2-3 燕の東進と朝鮮半島の粘土帯土器文化
燕の東進と細形銅剣文化の成立/北部九州の青銅器の出現
2-4 青銅器の到来と生産
吉武遺跡群と青銅器/北部九州の青銅器生産の始まり/福岡平野の青銅器生産/細形青銅武器から中細形青銅武器へ/武器形祭器への転換
2-5 燕の東進と鋳造鉄器
朝鮮半島の鋳造鉄器/鋳造鉄斧の伝来
2-6 弥生時代中期前半の北部九州
弥生時代中期前半の集落と墓地/磨製石器の流通
第3章 鍛冶と長距離交易
3-1 衛氏朝鮮と楽浪郡
衛氏朝鮮と鉄器/三韓地域と鉄器
3-2 鍛冶の始まり
北部九州の鍛冶炉/集落構造の変容
3-3 長距離交易の始まり
楽浪系土器と三韓系土器の広がり/遼東・山東系土器と北部九州/長距離交易と北部九州
3-4 漢鏡と地域首長
厚葬墓と前漢鏡/後漢鏡と小型仿製鏡/漢鏡と威信財システム
3-5 三韓地域と北部九州
触角式銅剣Va式と辰韓/辰韓と北部九州
3-6 長距離交易と北部九州の弥生社会
「漢委奴国王」金印と長距離交易/権と板状硯そして長距離交易/武器形祭器と対外交流
第4章 中継交易拠点としての福岡平野
4-1 帯方郡の成立と三韓
帯方郡の成立/三韓地域の首長墓化/倭国大乱
4-2 弥生時代後期後半から弥生時代終末期の北部九州
壱岐の原の辻遺跡とカラカミ遺跡/カラカミ遺跡と鉄関連炉/奈多砂丘B遺跡と中継交易拠点の移動/倭国の大乱と畿内の台頭
4-3 邪馬台国卑弥呼の時代
帯方郡と伊都国/魏晋鏡と女王卑弥呼
4-4 古墳時代の始まりと福岡平野
前方後円墳の広がりと畿内系土器/博多湾交易と博多遺跡群/西新町遺跡と渡来人/弁韓と長距離交易
第5章 沖ノ島祭祀と福岡平野
5-1 楽浪郡の滅亡と福岡平野
楽浪郡の滅亡と倭鏡/金官加耶とヤマトの対外交流/百済とヤマトの対外交流
5-2 沖ノ島祭祀と対外関係
沖ノ島の岩上祭祀/沖ノ島の岩陰祭祀
5-3 渡来系集落と外来系土器
5世紀の加耶系土器と馬韓系土器/馬韓系渡来人の集落
5-4 初期須恵器と外来土器
朝倉古窯跡群/居屋敷窯跡と京ヶ辻遺跡
第6章 那津官家と筑紫大宰
6-1 「人制」と北部九州の豪族
「人制」と須恵器生産/倭の五王と5世紀社会/ヤマト王権と渡来人/栄山江流域の前方後円墳と北部九州の豪族
6-2 磐井の乱と那津官家
筑紫君磐井と岩戸山古墳/継体王朝と地域首長/糟屋屯倉とヤマト王権/那津官家と福岡平野
6-3 国造制と部民制
国造制と古墳/筑紫火君と糸島半島/庚寅銘大刀と元嘉暦/部民制と手工業/6世紀の福岡平野と対外交流
6-4 筑紫大宰
加耶の滅亡/肥君猪手戸籍と元岡・桑原遺跡群/筑紫大宰と那珂遺跡群
エピローグ
筑紫大宰と百済の滅亡/白村江の戦いの敗北と大宰府成立
[付録]ブックレット・シリーズに登場する福岡市内の遺跡
・旧石器・縄文時代
・弥生時代
・古墳時代
書誌情報
新修 福岡市史 ブックレット・シリーズ⑤ 弥生・古墳時代 金印と倭国の成立
著者:宮本 一夫
編集:福岡市史編集委員会
発行:福岡市
印刷・製本・販売:梓書院
デザイン:株式会社 北路社・gallery LUMO
DTP:gallery LUMO
装幀:毛利 一枝
仕様:A5判/並製本/オールカラー208頁
頒価:2200円(税込)
ISBN:978-4-87035-848-5
発行日:2026年3月31日
購入方法
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